IntelのハイエンドCPU、Core i7 3930Kです。
メインマシンの更新は前からこれて決めていたので、
特に悩むこともなかったです。
仮想マシンを使用する人間にとってはVTのバグは気になっていたので
C2ステッピングが出てきたのは良かったと思います。
まずはCPU-Zの画面。
アイドル時の消費電力はかなり低いです。
システム全体もアイドル時は20W程度下がっているので、まずまず省電力ですが
フルロードさせると話は別。
TDP130Wは伊達ではなくとんでもない大食らいに変身します。
まあ、それでも以前のCore i7 920のOC状態からは30W程度減っているので
決して大食らいしているだけではないですね。
# フルロードでもCore電圧が1.16V程度なので、かなり低く感じます。
で、お次は性能です。
シングルスレッドの性能比較のためにSuper-Piを使用し、1Mの計算時間を測定します。
まずは、Core i7 920のOC(3.2GHz)時の値。
で、次にCore i7 3930Kの値。
一応同じクロック数なのですが結構差がでます。
Turbo Boostが強化されているのが効いていそうですね。(IPCも上がっていそうですが)
で、肝心のマルチスレッド性能。
これはCINEBENCH 11.529で上記と同じCPU同士で比較します。
で、結果がこちら。
さすがに6コアの面目躍如。
4C8TのCore i7 920に比べて二倍弱の性能を叩き出しています。
コア数が1.5倍になっているので、
性能はその増加分に比例した程度の向上に収まるのかなと思っていましたが
それを遥かに超える数値を示したのは嬉しい誤算でした。
こちらでもTurbo Boostの強化が効いていそうな感じです。
※裏を言うとメモリの性能も上がっているのでそれも影響していそうではありますが・・・
# 実はOpenGLの結果も上がっていました。
単純にシングルスレッドの性能で言えば
新アーキのIvy-Bridgeの方が上のような気はしますが、
3930Kの優位性はマルチスレッドの強さにあると思います。
マルチスレッド処理が処理時間に直結する
動画編集やエンコード系で使用するにはこちらのほうがいいでしょうね。
# コストパフォーマンスをある程度無視できるなら、という条件がつくかとは思いますが。
自分としては、最近動画編集をすることがちょくちょくあるので
このCPUでどれだけ快適になるかが楽しみです。
P.S.
ゲーム系のベンチもやってみましたが、VGAが変わっていないで大きな変化はなかったです。
# 今までの時点でCPUがボトルネックにはなっていなかったですし
# 当たり前といえば当たり前ですが。
まあ、一応3DMark 06の結果だけ載せておきます。
環境が全然違うので参考になるかも怪しいですが
CPUのスコアだけはきっちり伸びているが分かります。
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購入金額
49,800円
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購入日
2012年07月14日
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購入場所
れつさん
2012/07/30
やっぱり 3930Kはマルチスレッド環境で力を発揮するみたいですね。
自分は同じ6コアでも、1世代前の970なので非常に羨ましいです><
eclipseさん
2012/08/03
まあ、気軽におすすめできるものでもないんですが
やっぱ3930Kはいいっすよ~