コレクターが膝下ぐらいまでしか沼に浸かっていない状態で踏ん張っている分野、ミニカー。
そんなちょっとだけ??のミニカーコレクションからご紹介。
前回オーストラリアのツーリングカー選手権の車両をご紹介したが
今回はツーリングカー選手権の本場の一つBTCC出場車。前回のAustralianTCCはボルボのディーラーチームでの参戦でありほとんどスポンサーステッカーもないものだったが、こちらはF1(ベネトン⇒リジェ⇒アロウズ(フットワーク))のオーナー経験もあるTWR(トム・ウォーキンショー・レーシング)が運営していた本格的なもの。
1994年VOLVOは、2年前に発売した同社としては初のFF車850でBTCCに参戦することにした。そのとき組んだのがジャガーで実績を上げていたTom Walkinshaw率いるTWR。そしてなんと参戦初年度の1994年はエステートボディ(Break)、通称855(数字3桁が車名であった頃は最初がシリーズ名、真ん中が気筒数、最後がドア数を示していた・・・855は8シリーズの5気筒5ドア車)で参戦した。同年のレギュレーションがウイングなどの追加造作物に制限が強く、「ウイングつけない素のママならエステートボディの方が空力的に有利」というのがもっともらしい言い訳だったが、後部が重く剛性が低いエステートボディでは戦闘力が低く、この年は首位と得点数で3倍以上も開きのあるコンストラクターズ8位に終わる。データ集めとプロモーションの年と割り切った行動だったのだろうが、両方とも図に当たって翌年は戦闘力の向上と知名度の飛躍的向上が得られたのだから、流石策士Tom Walkinshawと言えるだろう。でこれは同年のファーストドライバー、Jan Lammersの乗機、ゼッケン14。Jan LammersはF1出身だがシャドウやセオドールといった中堅~弱小チーム所属が多く、目立った成績を残せていない。この850 Breakの成績も年間総合15位、最高5位とふるわなかった。でもこの車、スポンサーの輸送業者“Securicor Omega Express”のロゴが入った太いブルーのラインが、ホワイトがベースの車にナナメに描かれる精悍なデザイン。広告塔としての役目は十分果たした。レースカーの歴史の中でも異彩を放つ車体として、その名を記録と記憶に残した。ものは発売後10年以上してオークションで落としたもの。さすがに年代的にも人気もあるコレクターズアイテムで品薄、ちょっと高かった...orz
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購入金額
8,750円
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購入日
2006年10月10日
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購入場所
Yahooオークション
kazさん
2011/11/27
カッコイイ!!(^^)
cybercatさん
2011/11/27
>キタキタキター!!
きましたよ!
つづく。
.....つづく??