“BATMAN”。アメコミヒーロー。戦前から続くヒーローコミックだが、この映画化が1989年に行われた。このアルバムはその主題歌を含むアルバム。つか、もともと制作側としては主題歌のみを依頼する予定が、映画のプレビューに刺激を受けたPrinceが主題歌を含むイメージアルバムを造ってしまったという...
そう音楽はあのPrince殿下。自身も出演する“Purple Rain”の同名サントラで大ヒットを飛ばした5年後のこと、そして例のシンボルに改名?し、だんだんと内向的な方向に進む5年前。本人にとっては単なるインスピレーションを受けた映画のイメージアルバムかもしれないが、そのキャッチーさと映画のキャラクター設定のおどろしさで結構売れたアルバム。ゴシックのような近未来のような不思議な色彩を持つ世界観を彩る曲達。
「The Future」淡々と続く打ち込みのリズムとガラスが砕けるような破裂感に満ちたギターのカッティング。出だしの曲としては温度を感じないアツくない曲だ。この暗さがいかにもBATMANだ。
「Trust」はパーカッションの軽いリズムとあまり歪んでいない軽いギターのカッティングと、「らしい」コーラスでもりあがるディスコチックなソウルナンバー。ハイスピードでかる~い感じがソレっぽい。
「Batdance」。ディストーションギターのコード弾きがかき鳴らされ、哄笑。その後どこか東洋的なシーケンスパターンが入り、サンプリングスクラッチと繰り返される「BATMAN」のコーラス、頻繁に変わるリズム、女性の叫び声のリピートと非常にCOOLな出来。これが主題歌なんだからw。
cybercatの持つのは例によって缶入りの初回盤だけど、Amazonは試聴ファイルがある再発盤に繋いでます。殿下入門に!
1. The Future
2. Electric Chair
3. The Arms Of Orion
4. Partyman
5. Vicki Waiting
6. Trust
7. Lemon Crush
8. Scandalous
9. Batdance
-
購入金額
3,300円
-
購入日
1991年頃
-
購入場所
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。