ある引きこもりの大学生が援助交際グループの女子高生と知り合い、自分の存在意義の主張のために二人の女子高生を殺害してしまう。
しかし彼にとってはそれが悪いことだという意識はなく、自分は選ばれた人間であり、目標達成のためならば他人をどう扱っても許されるべき人間だと思っている。。。
誰もが心の中で憧れる「自分は他人とは違う」「自分だけが特別」という妄想がとにかく曲がりまくっておかしな方向へ行ってしまった青年の話、という感想。
全体を通じて一番面白かったというか、表現としてよかったのは主人公が抱える葛藤が殺人への罪悪感ではなく、自分の存在意義に対するものであったこと。
最後まで殺人に対する罪悪感を抱くことはなかった(ような表現が多い)ので読んでいて気持ち悪く感じる人もいるかもしれませんが、個人的にはすごく好きな漫画の一つです。
-
購入金額
6,000円
-
購入日
不明
-
購入場所
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。