とある日本酒ランキングサイトを覗いてみると、やはり米処として知られている産地のお酒が上位に並んでいました。
新潟が誇る銘酒久保田と共に、この八海山も堂々のベストテン入りでした。
精米歩合50 純米吟醸酒
山田錦(麹米・掛米)
美山錦(掛米)
五百万石他(掛米)
精米歩合を50%にまで高め、アキタコンノNo.2を酵母として用い、
新潟の清廉な水で仕込んだ八海山定番として唯一の純米吟醸酒です。
アルコール度数は15.5% 日本酒度は+4.0
うちの周りでは少なくなっている昔ながらの栓(樹脂製)を抜くと、ポンッ。
たちどころに鮮烈で芳醇な香りが立ち昇ります。
色は日本酒らしく薄い黄金。
口に含むと、すぐに辛口であることが判りました。
鼻に抜ける香りも清廉。
口腔内に広がる甘みや旨味は純米酒と吟醸酒の良い所どりと表現させてください。
京都の清酒はおんな酒
贈り物にするのだが、京都の美味しいお酒を教えて と言われたら
ご近所の松井酒造店の製品が思い浮かびます。
白い瓶に詰められた神蔵は4合瓶で五千円越の高級品ですが、とても飲みやすくて旨いお酒です。
定番富士千歳のにごり酒は、知る限りイチバン美味しいにごり酒です。
先のランキングでは伏見の清酒から英勲がランクインしていましたが、
黄桜の秘蔵酒も「TVCMを行う大手」のお酒とは思えない旨さがあると思います。
そもそも京都は米処ではありません。
ただ都が置かれていたので、全国から良いお米が集まりやすかったのでしょう。
また流通の発達していない時分、京都には良いお魚がありませんでした。
自然に臭みを抜く技術、あるいは酢漬けの技術や料理を化学する技術が育ったのかもしれません。
その技術と桃山御陵系の柔らかい湧き水が相まって、伏見の銘酒が生まれたのだと聞きました。
でもね、「京都のお酒や頼りない」 と評価されることが多いんです。
確かに京料理に合うように特化しているのかも と思えます。
薄味・少量・目で楽しむ 京料理には、あまり力強い日本酒は合わないように思えます。
だから、でしょう。
普段から松井や伏見の清酒に親しんでいる口に、この八海山は「その違いを」強く主張するように感じました。
強く、辛く、鮮烈でした。
私の少ない経験から書かせてもらうと、久保田の万寿の方が、より普段の旨さに近いと感じます。
万寿より八海山の方が、より日本海の荒波や高くそびえる山々を覆う真っ白な雪を感じることができたような気がしました。
まだ訪れたことが無いのですが、きっと新潟は米も酒も肴も美味しいんでしょうね。
いつの日か 良い日が来ますように。
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購入金額
1,980円
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購入日
2016年06月頃
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購入場所
いただきもの
hidechanさん
2016/06/28
八海山に久保田!
大好きなお酒です^^
薄味の京料理に対して、東北等の寒い地方は味付けの濃い物が多いので辛口なガツンと来る
お酒が多いのかもしれませんね。
フェレンギさん
2016/06/28
定価で買える特約店も何軒か存在するので助かります。
やはり普段からいただく「お味噌汁」「海苔」「漬物」「お醤油」の甘さ・濃さ・辛さが
土地それぞれで異なるので、自然に融合(迎合)してゆくのかもしれません。
今は居ながらにして、各地の美味しいものがいただけるので ホントに幸せでございます。
アラクレさん
2016/06/28
酒に弱いので量は飲めないのですが、日本酒好きなんです・・・
フェレンギさん
2016/06/28
富山湾って、とんでもなく素晴らしい漁場だと伺っております。
その上、米処、アルプスの水、
それは旨い酒、旨い料理の天国なんですよね。
私も量は少しで十分なんです。 20代の頃は、その旨さが解らなかった日本酒なんですが、自分も変化しましたし、巷に流通している日本酒の品質も向上しているのでは? と思ってます。
とにかく日本酒サイコ〜だと思います。