出張の際、電車で一気読み。
ご近所の謎を探偵栞子さんが解決する連作短編。
古書にまつわる日常ミステリ系、と思いきや最後はサスペンス。
日常ミステリ部分は過去の名作のオマージュのようなつくりで、
それぞれの作品を作者なりに消化して物語の骨組みや小道具にしたてています。
ずっとこれなら良かったんですが…最後のサスペンスはあんまり。
登場人物総出演の総集編。
犯人を隠すには登場人物の中、みたいなつもりなのかと思いますが、
箱庭的な狭い世界観に思えてちょっと興が冷める。
ん~それにしても、すごいこれ読んだことある感が。
この本と配役や構成がかぶってる。
作者同じだっけ?と疑いたくなるくらい。
タイトル買いした「タレーラン~」ですが、
Amazonの書評などでよく引き合いに出されてたのがこのビブリア。
どちらも読んでみると、なるほど納得の感想。
ちなみに、
ビブリア 2011/3/25発売
タレーラン 2012/8/4発売
他にも後追いの同系統作品が結構出ているようです。
題材に対するバックデータ、全体的な話のまとまりなどはビブリアが上手。
どちらも気になる人には、まずビブリアをオススメします。
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購入金額
270円
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購入日
2013年04月12日
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購入場所
まーくんZさん
2013/04/12
いきつけの本屋になぜかRODの最終巻が平積みされてました
Manyaさん
2013/04/13
コメントありがとうございます。
そこを持ってくるですか・・・
確かにどちらも本好き人間の話ですが、
いくらなんでも世界観違い過ぎる^^;