今日は普段より若干早い時間に歯医者の治療予約を入れていました。そこで空いた夕方の時間に、歯医者の近くにあるHARD OFFに立ち寄ることにしました。まあ、治療の跡の痛みが結構強く、運転していてちょっと集中出来そうに無かったので、痛みが落ち着くまでの時間稼ぎの意味合いもあったわけですが…。
そこでジャンクが陳列されているガラスケースを見ていると、影になってよく見えないものの、スタイラスカバーに「VN35HE」と書かれているように見える、カンチレバーが折れたカートリッジが見えました。記憶が正しければVN35系はSHURE V15 typeIIIの針の型番だったはずです。
店員の方に頼んでケースを開けてもらうと、やはりボディーに「SHURE V15 TYPE III」という印刷があります。黄色文字だったので、恐らく後期型でしょう。もっとも、前期型との違いはそもそも良く知らないわけですが…。
V15 typeIIIのボディーで、VN35HEが装着済みだったということは、恐らく厳密にはV15 typeIII HEというモデルだったのでしょう。カンチレバーすら無い状態ですから、元の針はどうでも良いといわれればそれまでですが…。
その店員の方に一応確認してみると、入ってきた時点で針折れだったため、動作確認等は一切していないとのことでした。そうなると、針さえ入手出来れば音を出すことが出来る可能性は高そうと考え、買ってくることにしました。そもそも音が出なかったとしても痛手となるほどの金額でもありませんでしたし…。
カンチレバーは本当に付け根の方から折れていて、端から見たらここに何かがあったのかわからないほどかも知れません。
国産互換針で使ってみる予定
購入を即決出来た大きな理由は、この製品のSHURE純正交換針は既に入手困難となっているものの、日本のJICO(日本精機宝石工業株式会社)が互換針を生産しているということは知っていたためです。
参考までに調べてみると、JICO製のVN35HE(または楕円針のVN35E)と互換性のある交換針として、以下のモデルが用意されているようです。価格はJICO WEB SHOPの販売価格です。
・SHURE VN35E(楕円針) 7,560円
・SHURE VN35HE(S楕円針) 9,288円
・SHURE VN35HE(neo SAS/S針) 20,520円
・SHURE VN35HE(neo SAS/R針) 39,960円
・SHURE VN78E(SP盤向け) 7,560円
neo SAS系の針はVN35E型番のものも用意されていますが、中身はVN35HEでも全く同じと明記されていますので、ここでは割愛しています。
neo SASはカッターヘッド相似形の特殊針で、カンチレバーの材質によってneo SAS/S(サファイアカンチレバー)とneo SAS/R(ルビーカンチレバー)に分かれます。これは受注生産とのことですから、今回は通常在庫が用意されていて、元の針に近い形状となるS楕円針を購入する予定です。
針を交換してきちんと音が出てくれれば文句ありませんが、こればかりはやってみなければわかりません。針が届き次第、動作確認の上追記します。
(追記)
JICO製の交換針を入手しましたので、そちらのレビューに試聴結果を記載しておきました。つまり、針折れ以外の異常はなかったということで、かなりお買い得な品でした。
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購入金額
1,080円
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購入日
2017年06月21日
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購入場所
HARD OFF
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