パラレルポート、シリアルポート、フロッピー...予算の都合上か、カードリーダーもありません。
それらは使用者の用途によっては不要ですので、必要な人は後から追加するということで、必要最小限構成で予算内の最高スペックで構成されたマシンだったわけです。
私は組み込み機器開発者の端くれですのでシリアルポートと、何かと使用するカードリーダーは欲しいところでした。
そんな中、マシンの正確なスペックを知りたく、マザーボードの仕様を確認することになりました。
そこで気が付きました。マザーボード仕様にあるUSBポート数とPCから出ているUSBポートの数が合いません。
調べてみると、マザーボードにピンヘッダで準備されているUSBポートが空いていたのです。さらには、シリアルポートもピンヘッダで提供されており、変換ケーブルさえ準備すれば、すでに購入済みだったUSBシリアル変換も必要なかったのです。
あるものを使わないのはもったいないということで、空いているUSBポートを利用する方法を考えました。
ブラケットで外に出すか?ベイ内蔵タイプカードリーダーを増設するか?私は後者を選びました。
マシンが私有物でないため、最安値の本品を購入しました。
使用できるメディアは、CF/MicroDrive、SD/SDHC/MMC、microSD/microSDHC、MemoryStick(PRO/ROM/Duo/PRO-DUO)です。
RS-MMC、miniSD、MMC Microは、変換アダプタ経由で使用することが可能です。
マザーボードに接続するコネクタは10pinタイプで、USB2ポート分を占有します。
カードリーダーの他に、USBポートが準備されており、1ポートはカードリーダーに、もう1ポートはUSBポート端子に割り当てらるため、ポートを無駄なく利用することができます。
マザーボードの取扱説明書にあるピン配置と、本品の取扱説明書にあるピン配置に問題ないことを再度確認した上で、接続しました。
手元にあったCF・SD・USBメモリで確認すると、あっさりと認識しました。
しかし、接続して増えたドライブは4個。
同じ系統のメディアの同時使用はできないということですので、CF、SD系、MS系で3系統では?と不思議に思いました。
デバイスマネージャーで確認すると、SM/xDPictureの文字が出てきました。
スロットとしては準備されていないものの、内部的にはSM/xD-Pictureのポートあるようです。
使えないものがあっても邪魔なだけですので、デバイスマネージャで無効にしました。
使用して気になった点としては、フロントのベゼルに浮いた感じがあることです。
他のサイトのレビューにもありましたが、microSD挿入時にベゼルの隙間に落としてしまいそうな感じがします。
もう一点、SDの挿入向きが裏面であるということです。
慣れてしまえば問題ないのでしょうが、最初に使用するときは戸惑うでしょう。
それから、私の環境だけかもしれませんが、Windows 7環境でタスクトレイ上の取り外しアイコンが表示されません。
各種カード挿入であっても、USBメモリ装着状態であっても同様です。他のUSBポートにUSBメモリを装着した場合はアイコンが表示されるため、本品または本品が接続されているUSBポート特有の現象のようです。
ただし、同じマシンを使用している別の人の環境では、タスクトレイアイコンが表示されているようですので、私の環境が特殊なのかもしれません。
また、3.5インチベイギリギリのサイズだったのか、装着する時に無理やり押し込む形になりました。
これも、同じ筐体の別マシンではすんなり入ったということですので、ケース個体差かもしれません。
webを検索してみましたが、USB3.0の外付けカードリーダーも1000円程度で購入できます。USB2.0であれば500円程度です。
私としては常に接続したままで常用するものがブラリぶら下がっていたり、本体色と異なる明らかに「別物」になってしまうのが嫌でした。PCを移動する際に、毎回外す/取り付けるを繰り返すのも嫌だったため、ベイ内蔵タイプのカードリーダーを選択しました。
これはもう価値観の違いでしかありませんので、他の人から見たら、私は割高な買い物をしたのかもしれません。
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購入金額
827円
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購入日
2012年12月13日
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購入場所
amazon
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