イギリスのMONITOR AUDIO製スピーカーB2(初代)です。
現在はBR2を経てBX2に進化しています。(各モデル2世代ずつ出ていますので、6世代目くらい)
イギリスのスピーカーといえばB&Wですが、MONITOR AUDIOも銘品と聞いていたので、発見してすぐ購入しました。
MONITOR AUDIOの中古スピーカーはB&WやJBL、BOSEなどと違って、手ごろな製品でも美品が多いです。
私の購入したものも、ジャンパプレートが1個欠品になっていただけでピッカピカで新品同様でした。
3月4日にバイワイヤリング化できましたので、レビュー更新します。
懐の深さを感じる粘り
■バイワイヤリング
通常接続で失われていた、音のエッジがパリっとし、低音も適切な軽快さが出てきます。
解像度も非常に改善し、ギターアンプ(またはエフェクタ)の微妙な共振といった、非常に些細で繊細な音も聞こえます。
倍音感が非常に増し、音全体が煌びやかになりました。
ほぼMAXまで上げていたアンプのBASSを、デフォルトの位置まで絞るほど、低音がよく出るように。
特にベースのリッチな低音と、エレキギターの艶めかしい音が病みつきになります。
リアルな生音というより、ブリティッシュな香りのするクセが残りますが、そこがまたいい味出してます。
■通常接続
通常接続では、音のエッジが無くなりかなり丸い音になります。
それはそれで優しい音でいいのですが、影響を受けにくい低音もモッサリと腰が重い音になってしまいます。
でかい!
もはやPCサイドスピーカーとして使えるサイズではありません。
バックキャビティなども考慮したら、作業スペース無くなります^^;
そもそも部屋の空間も音響として使うスピーカーですから、用途外使用なのです。
頑丈の一言
キャビネットはパーティクルボードではなく、無垢の板を使用しているようです。
非常に強度があり、寝室で再生する程度のボリュームではほとんど振動しません。
バスレフポートがラバー加工されています。
経年劣化でベッタベタになることが予想されますので、そこだけー1。
とにかくエージングに時間がかかる
今まで使った音響機器は、短いものだと数時間、長くても100時間もすれば結構いい音になったのですが。
このスピーカーはなんと数か月を要します。
100時間程度もすればまとまった音にはなるのですが、まだまだ懐の深さや臨場感が足りず消化不良気味な気分になります。
あ、いい音鳴ってる!と感じるまでに600時間は鳴らしたかと思います。
特に低音の芯と、高音のフリーダムにスカっと抜ける感じが出るのに、とにかく時間がかかりました。
エージングが終わると、イギリス紳士な贅沢はサウンドを楽しめます。
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購入金額
20,000円
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購入日
2018年02月17日
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購入場所
ハードオフ
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