スルーレート1000V/μsの高速オペアンプです。これだけのスルーレートがありますがバイポーラ入力です。データシートには応用例として「Video and RF Amplification」とあるので本来はRF用のようです。
かなりドライ
OPA2134よりもドライな音です。寒色系の色がつくかもしれません。ただ、過渡波形ではリンギングがあまり出ておらず、位相補償しなくても聴ける音質です。
過渡応答(A=11 Vin=200mVp-p f=100kHz Rfb=10kΩ 位相補償なし 10:1プローブのみ接続 ガラエポユニバーサル基板)
(12/30追記)15Ω負荷(セメント抵抗)時の過渡波形を以下に掲載します。
過渡応答(A=1 Vin=200mVp-p f=100kHz Rfb=0 位相補償なし Rl=15Ω ガラエポユニバーサル基板)
高速オペアンプの中では使いやすい
DIPの2回路品なので、とっかえひっかえする用途でもそのまま使えます(そのような場合はICソケットを二重にすると後々楽です)。
ユニティゲイン安定で出力電流は50mA以上あり、cMoyのような直接イヤホンを駆動する回路でも使えそうです。
オーディオ用としてはSR過剰かも
本来ビデオ帯域用のオペアンプなので、オーディオ用に使うにはスルーレートが過剰性能かもしれません。しかし、無機質でドライな音が好みならこの石を使うのも良いでしょう。
ちょっと熱くなるかも
24V駆動のcMoy回路では、30.6℃に対し45.8℃まで上昇しました。
これといって良いわけではないが悪くもない
AD00031の基板をむき出しにした状態で(シャーシから外して)、その上から手帳型ケース越しにiPhone 5cを密着させると、結構音が聞こえてきます。しかし、数cm離すとすぐに減衰します。15cmも離すと聞こえてきません。これは、良くもなく悪くもない、一般的なオペアンプの結果です。
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購入金額
1,200円
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購入日
2015年頃
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購入場所
デジット
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