レビューメディア「ジグソー」

白くて、小さくて、静かなNAS、iPod touchからも利用可能

【これまでの更新履歴】
2011.09.25 レビュー完成
2011.09.25 おまけ【分解編】追加
2011.09.27 おまけ【IPアドレスが設定できない】追加


zigsow様、I-O DATA様、関係者の皆様、
zigsowで熱いフォローをしてくれたおものだちの皆さん。
コメント投稿してくださった方々
久しぶりのプレミアムレビューとなりました。
ありがとうございます。


このNASをレビューするにあたって
使用する機器、環境については
レビューの流れの中で順々と記載していきます。

プレミアムレビューの内容については
下記4項目をお願いされています。
【1】iPhone&Android端末などのスマートフォンからアクセスできる(新機能)→☆クリア☆
  「Remote Link 2を使ってみよう」の項目
【2】高速読込モードを搭載(新機能)→☆クリア☆
  「高速読込モードを計測してみよう」の項目
【3】USBでも接続できる「LAN&USBハイブリッド」(既存機能)→☆クリア☆
  「LAN&USBハイブリッド機能を確認してみよう」の項目
【4】USB機器をネットワークで使える「net.USB」(既存機能)→☆クリア☆
  「net.USBを使ってみよう」の項目


NASはやっぱり便利なものです、
現在も下記のNASを使用しているのですが、
使用中のものと比べて、どのあたりが優れているかも確認していきます。







実は当選通知のメッセージを確認し忘れてまして、
こうして製品が届いてから初めて当選していることに気づきました。
まだ何にも準備できてませんよ。
ひとまず、開封はできますね。
内容物確認していきます。




製品箱とI-O DATAさんからのお知らせが封書で入ってました。






製品箱概観をチェックしてみます。
この状態でお店に並びますので、
ここに書かれていることが、一番アピールしたいところとも言えます。
このあたりをざらっとレビューしていく予定です。


































ひととおりチェックしてみましたので
さらに開封してみます。






NAS本体です。
結構ずっしりしています。
1058gあります。






NAS本体のケーブル接続部分です。
USBポートが2つありますが、
小さなコネクタのほうはNASの設定用
大きなコネクタのほうはNASにUSB機器を接続して利用するためです。




NAS底面には型番とか製造番号などが記載されています。




縦置き、横置きどちらでも利用可能になっていて
ゴム足がそれぞれ、
縦置き、横置きに相当する箇所に接着されています。
長い期間使用したりすると、とれてしまいそうです。




NAS本体へはACアダプタを使って電源供給します。
ノートパソコンのようなACアダプタですね。
このタイプだと、OAタップへの接続に、
隣とおしが干渉したりしないので、うれしい形です。




ACアダプタと電源ケーブル合わせての重さは、272gです。




NAS本体の設定には、パソコンとNASをUSB接続する必要があります。
そのためのUSBケーブルと
ネットワークへ接続するためのLANケーブルも添付されています。




取り扱い説明書は2種類です。
「必ずお読みください」「セットアップガイド」








このような周辺機器って添付のCD-ROMから設定してください
な流れが多いのですが、
なんと、CD-ROMなどは入っていません。
そのかわり、NASをUSBでパソコンに接続して
その中のプログラムを起動させて設定していくようです。
ではでは、パソコンへUSB接続します。
今回接続しているパソコンは下記のものになります。
同じような、白いNASでいい気持ちです。






正常に接続できて、電源ONすることができると、
NAS本体が青く光ります。




ちゃんと接続できてなかったりすると、赤く光ります。
接続を確認するか、
NAS本体の電源をOFF/ONしてみましょう。
NAS本体の電源OFF/ONは、電源ボタンをちょっと長く押し続けていると
「ピー」を音が鳴りますので、鳴ったら電源ボタンから
指を離します。
ランプが点滅してから、消えることを確認できると電源OFF状態です。




正常にパソコンへ接続して、電源ONできると
環境にもよりますが、このような画面が表示されます。
フォルダを開いて中身のファイルを確認してみましょう。




いろいろファイルが確認できました。
【EasySetup.exe】をダブルクリックして起動してみましょう。




設定開始です。
【ここをクリックしてセットアップを開始します】をクリックします。




設定のために接続しているパソコンには、LANポートが2つ搭載されているので
どちらのLANポートとNAS本体とを
ネットワークでやりとりできるようにしたいのか
聞いてきますので、どちらか選択します。
この画面はパソコン構成によって表示されないかもしれません。




ここで自動的にネットワーク接続するために、ある程度まで設定してくれます。
当方の環境では、それぞれIPアドレス管理していますので
【自分で設定】をクリックして、手動設定を行います。
手動設定を行ったら、再度この画面に戻ってきますので
設定内容を確認して、【完了】をクリックします。




しばらくすると、下記のような画面に変わります。
アイコンを確認して、【次へ進む】をクリックします。




USB接続されているNASを切り離す準備をします。
取り出すことができない場合は、フォルダとして
NASの中身を開いていないか、確認し、閉じてから取り出し作業を行います。
できたら、【次へ進む】をクリックします。




下記画面のとおり、USBケーブルを抜きます。
【次へ進む】をクリックします。




いよいよ、ネットワークへ接続します。
添付のLANケーブルを使って、HUBへ接続しました。
接続できたら、【次へ進む】をクリックします。




今回パソコンとNASの間のネットワークHUBとして、
下記製品を使用しています。




ネットワークへ接続できると、NAS本体が緑点灯します。
確認できたら、【次へ進む】をクリックします。




デスクトップ上の【LANDISK-xxxxx アクセス】アイコンをダブルクリックします。
このアイコンの名前は、先程設定した
LAN DISKの名前になっています。




下記のように、フォルダが表示できれば、ネットワーク経由して
パソコンとNASがやりとりできる状態となったことを表します。




【次へ進む】をクリックします。
すると、このような画面となり、初期設定が完了します。
【閉じる】をクリックして終了しましょう。



「LAN&USBハイブリッド機能を確認してみよう」
LANで接続できるようになったので、ファイルを書き込んでみます。
初期設定では、【disk】【iTunes】フォルダ2つが存在しているので
【disk】フォルダへファイルを書き込んでみます。




LANケーブルを抜いて、USBケーブルを使ってパソコンと接続します。
すると、下記のように中身を確認することができます。
【iTunes】フォルダが無いように見えますが、
実は【disk】フォルダの中に【iTunes】フォルダが存在しています。
これは共有設定による見え方の違いのためですね。



「LAN&USBハイブリッド」機能は
LANからもUSBからも簡単にファイルアクセスすることができました。
ただ、後記載する高速読込モードに設定すると
「LAN&USBハイブリッド」機能は使えなくなりますので
LAN専用で使うのなら、高速読込モード
「LAN&USBハイブリッド」機能を使いたいのなら、通常モードと
使い分ける必要があります。





やっぱり気になるのは、読み書きの速さです。
計測してみましょう。
計測するにあたって、使用するソフトウェアは下記のとおりです。






まず、NASをUSB接続した場合の読み書き速度です。




LANに接続した場合の読み書き速度は下記のようになりました。
なんと、LANで接続したほうが速くなる結果となりました。




現在使用中のNASの速度は下記のようになりました。
遅すぎる・・・。






共有フォルダへの書き込みやNASの速度テストによく使っているソフトにて
速度も測定してみます。
やっぱりギガビットにも対応しているLAN DISKの勝利となりますね。

【LAN DISK】



【玄箱】








LAN経由し、NASが接続できるようになったので
各種設定を見ていきます。
デスクトップ上の【LANDISK-xxxxx WEB設定画面】をダブルクリックするか
ブラウザのアドレス欄へNASの設定したアドレスをhttp://の後につけてアクセスすると
設定画面が開きます。
初期設定では、ユーザ名【admin】でパスワード【(空白)】でアクセスすることができます。





【一般設定】タブをクリックします。
【管理者パスワードの変更】
この設定ページにアクセスするためのパスワードを設定できます。
できれば、変更するようにしてください。
使用できる文字は記号以外の英数字で、0~20文字の範囲です。
詳細は【HDL-CE 画面で見るマニュアル.pdf】の68ページに記載されています。

【ランプの明るさ】
本体状態を表示しているランプの明るさを設定できます。
見えづらい場所に設置しているので、当方環境では高に設定しています。

【省電力時間】
HDD電源を自動で切る時間を設定できます。
NASにアクセスがあれば、電源が自動で入りますが、若干時間がかかります。(5秒程度)
ちょっとでも待たされるのヤなので
0に設定しています。




【日時設定】タブをクリックします。
NTPにアクセスして自動で設定するタイプと
LAN内で、NTPにアクセスできない場合に手動で設定できるタイプを選択することができます。
ログなどの時刻に影響するので
気になる人は設定ですね。




【ネットワーク設定】タブをクリックします。
初期設定にて設定したネットワーク設定を行うことができます。
LAN DISKの名前をあとから変更することもできるんですね。




【ドライブ情報】タブをクリックします。
内蔵されているドライブと使用率を確認することができます。
SAMSUNG HD103SI が搭載されているようですね。
チェックディスクの【開始】をクリックすると、内蔵HDDのチェックを行えます。
チェック中は通常のアクセスが中断されます。
正常だと何にも画面変化がありません。
エラーだと何かしら画面表示されるのかしら。




【ドライブ情報】内の【パーティション管理】をクリックします。
フォーマット形式を選び、フォーマットを行うことができるようです。
高速読込モード(XFS)にてフォーマットして、機能としてどのように変化するか見ていきます。




【高速読込モード(XFS)】を選択して、【設定する】をクリックします。
警告画面が表示されるので、【OK】をクリックします。
約1分でフォーマット完了しました。




「高速読込モードを計測してみよう」
高速読込モード(XFS)へ変更後のベンチマーク結果です。
通常モード(NTFS) と比較して、
読みこみは早くなりましたが
書き込みは遅くなっちゃいました。
LANでしか接続しない+
メインで使用するのは読み込みなら、
高速読込モード(XFS)は有効な手段となります。

高速読込モード(XFS)+LAN接続


通常モード(NTFS)+LAN接続



高速読込モード(XFS)+LAN接続


通常モード(NTFS)+LAN接続







I-O DATA製品といったらこの機能でしょう。
NASに接続したUSB機器をローカルのパソコンへ接続したようになる機能です。
まずは設定画面の下のほうのアイコンから、
【USB】アイコンをクリックします。




USBポートの設定画面から、【net.USB】を選んで
【設定】をクリックします。



「net.USBを使ってみよう」
パソコンにはnet.USBクライアントソフトをインストールしておく必要があります。
下記からダウンロードして、インストールしましょう。
正常に使えるような状態となったら、
パソコンにUSBを接続したような状態となります。
http://www.iodata.jp/lib/product/n/3354.htm



今回は下記USBメモリを使用しています。




net. USBで接続




パソコンのUSBに直接接続




USBメモリやハードディスクなどの読み書きが激しいものは
速度が遅いので、利用に向かないと考えます。




「Remote Link 2を使ってみよう」
iPhone&Android端末などのスマートフォンからアクセスできる
新機能です。
今回の目玉機能といえますね。
当方はiPhoneもAndroidもスマートフォンを1台も所有しておりません。
iPhoneの代わりに、iPod touchを所有していますので、
そちらでどれだけ快適な動作ができるか確認していきます。


【第4世代 iPod touch】




【第3世代 iPod touch】



まずは、NASの設定を行います。
設定画面の下のほうの、共有アイコンをクリックします。




リモートで接続するためのユーザとパスワードを作成します。




続いて、サービスアイコンをクリックします。




リモートリンクの接続先を
ダイナミックDNSサービスのiobb.netへ登録します。
iobb.net以外のダイナミックDNSサービスは利用することができません。
【接続名】→適宜、すでに使われているのなら設定できないと表示されます
【パスワード】→適宜

UPnP機能に対応しているルータ配下でNASを接続するのなら
ポート設定は必要ありません。
ただし、UPnP機能は【使う】を選択しておきます。



今回利用しているルータは下記になります。





うまく設定できれば、下記のように【正しく設定されています】と表示されます。




次に、iPod touchに接続するためのアプリをインストールしていきます。
ダウンロード先は下記になります。



アプリを起動すると下記のような画面となります。




Remote Link 2をタップして新しい接続を作成します。
【接続名】→リモートリンク2設定で設定した接続名
【ユーザー名】→共有の画面で設定したユーザ名
【パスワード】→共有の画面で設定したパスワード




うまく接続できると下記のようにNASの中身をリモートから確認することができます。
mp3ファイルを再生させて、バックグラウンドで再生させることができました。
また、iPod touchで再生可能な動画もストリーミング再生させることができました。
iPod touch側からはカメラロール内部のデータをアップロードすることができます。
第4世代、第3世代のどちらも利用可能でした。




今回、自宅内から、NASへ接続することが可能なので
iPod touchでRemote Link 2が動作するか確認しましたが、
外からの無料WiFiからも動作確認して、
第4世代、第3世代のどちらも利用可能なことを確認することができました。
下記写真はスターバックス店舗のように見えますが、
スターバックス店舗隣が無料WiFiが使えるので、
たまたまスターバックスでも利用可能な場所があるだけです。




アイドル状態の消費電力は8w~10wぐらいを変動しています。



下記計測機器を使用しました。







ひとまずまとめてみます。

【1】iPhone&Android端末などのスマートフォンからアクセスできる(新機能)
→iPod touchでも利用可能でした。
  iPod touchで撮影したカメラロールデータをパソコンでやりとりするのに
  大変便利な機能だと思いました。
  クラウドなサービスを自宅で用意できるので、容量に困ることないわけです。
  WiFiが利用可能なところでも使うことができるので
  出先でデータのやりとりや、動画などを見たりして、暇を有効利用することができます。


【2】高速読込モードを搭載(新機能)
→LANでしか利用しないのなら、このモードは有効手段となります。
  動画など重たいデータを頻繁にやりとりするのなら、その効果はすぐ体感できます。


【3】USBでも接続できる「LAN&USBハイブリッド」(既存機能)
→LANが使えなくなったときの救済処置のイメージな機能です。
  常用することはないでしょうが、あれば便利な機能です。


【4】USB機器をネットワークで使える「net.USB」(既存機能)
→読み書きが遅いので、常用することが少ないでしょう。
  いもづるで外付けUSB HDDを接続しようかと思ったのですが、
  NAS配下から見えるようにする機能もあれば、
  簡単に使えるHDD容量が増えるとは思いました。


デザインも良いし、お手ごろな価格なので
簡単なNASとして初心者さんにもおすすめできる機能です。
ただNASとして完結するだけではなく、
最近のニーズをよく掴んで機能として取り込んでいることで
他の製品と差別化を狙っているところがポイントです。
スマートフォンなら納得ですが、
iPod touchでも利用可能なところが私にとって
高得点な機能でした。
外向けに設置するか、LAN内専用とするか
設置方法をこれから悩んでしまいそうです。




【分解編】

やっぱり内部構造が気になってきます。
さっそく分解してみました。




ケーブル類接続側のネジ2本を外します。




カバー全体がはまりこんでいるので、外していきます。
スライドさせるような感覚です。






冷却ファンです。
交換するのは難しいですね。
ファン自体が特注のものみたいです。






冷却ファンのコネクタを予め外しておきます。




HDD+基盤全体がはまりこんでいるだけなので、
ひっくりかえして外していきます。




ネジを3箇所外します。






金属カバーが外れました。




反対側からネジ1本を外します。




HDDをスライドさせればHDDを外すことができます。






分解は可能でしたが、
別のHDDを入れて動作させてみると、すぐに電源OFFとなってしまいます。
どうやら、HDDの中身に細工しているようですね。
データをコピーしただけでも電源ONすることができませんでした。


【IPアドレスが設定できない】

初期化などを行ったあと、
IPアドレスが変更されてしまい、うっかり失念して
接続できなくなった場合は、
下記方法にてIPアドレスを再設定することができます。

HDL-CEシリーズで「Easy Setup」でエラーが出る場合
のページにて、【MagicalFinder】をダウンロードする。

解凍すると、下記のようなファイルを確認することができます。
【MagicalFinder.exe】を起動してみます。




自動で検索してくれて
LAN DISKを見つけてくれます。
ここで見つからない場合は、同一LANにLAN DISKが接続されているか
電源がONされているか確認してください。




自動検索で見つかれば、IP設定からIPアドレスを変更して
他の細かい設定は、IP設定が完了してから
ブラウザで行うことができます

コメント (33)

  • harmankardonさん

    2011/09/23

    レビューお疲れ様です.

    レビューするのが速いです.

    言われてみれば,綺麗な白ですね.
    れいんさん向きです.

    今後の展開に期待しています.
  • れいんさん

    2011/09/23

    harmankardonさん、

    コメントありがとうございます。
    この3連休では、今日金曜日のみが自由に使える時間、
    つまり、1休みなので
    できるとこまでやらなきゃと
    もう追い込まれてます。
    明日、明後日のお仕事が早く終われば
    レビューに時間割り当てできるのに。(T-T)

    なにげにレビュー応募してましたが、
    製品をじっくり見てみると、キレイな白ですね!
    白好きな私には、この選択必然なのかもしれません。
    って私が選んだんじゃなくて、選ばれたんですね。
  • はにゃさん

    2011/09/23

    さくっとここまできましたね。

    あとは、どの機能にフォーカスするか、楽しみにしてます。
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