はじめに、I-O DATA広報販推課殿,Zigsow殿にレビューの機会をいただき、重ねて御礼申し上げます。
今回はネットワークハードディスク(NAS)なので、基本的にネットワークに接続します。
一般家庭の多くは、玄関付近に通信回線の端末装置があり、その近くに無線LAN機能を備えたルーター装置が配置されています。
【LANDISK】 HDL-CE1.0 は玄関にあるルーターの、未使用ポートを利用する事も考慮し本体デザインにも気を配っている様に感じます。
自室に設置しても白く清潔感のあるデザインは好感が持てます。
①内容物を確認する。
【本体,電源,USBケーブル,LANケーブル,導入マニュアル】
②裏面構成。
【電源ボタン,LANポート,USBポート,USBホスト用ポート】
③今回はNEC VW770-LGを使ってレビューを進めます。
【WindowsVista】
④LANDISK HDL-CE のセットアップ。
裏面電源投入後、前面ランプが「赤」→「緑」になるまでしばらく待つ。
「緑」ランプ確認後、PCとHDL-CEをUSBにて接続する。
初期接続としてのUSBは非常に簡単にできます。
面倒な設定も必要ありません。
というわけで、USB接続時のディスク速度を評価して見ました。
USB接続時の速度は、まぁそれなりという感じです。
※USB接続では全てのフォルダにアクセスできるので注意ください。
そして、次にネットワーク上で使用できるように設定を行います。
USB接続状態からセットアップを行います。
LANDISK上の「EASYSETUP」を実行します。
セットアッププログラムが起動しますので、指示に従い進めてゆきます。
セットアッププログラムが具体的な作業指示出してくれるので、
指示に従い、慌てず、先走らず、確実に作業を進めてゆきます。
セットアップが完了する頃には、LANケーブルが接続されて、USBは外されます。
※ネットワークフォルダを、ドライブに割り当てる。
一般的にネットワークのフォルダをドライブとして割り当てることで、
ネットワーク上のフォルダとわざわざ認識すること無く、容易に
アクセスできるようにします。
(メリット、デメリットがありますので、判断は利用者に委ねます)
・LANDISKの最大の商品力とも言える、高速読取りモードを体験します。
その速度は 50MB/sec !。
数値の Byte / bit という表現にご注意ください。
50MB/s というのは、1秒あたり50メガバイト(MegaByte)のデーター転送を意味します。
そして、LANケーブルの"10","100","1000"というのはメガビット単位です。
1メガバイトは、8メガビットと同じ容量です。
つまり、1ギガのLANケーブルは理論値、1000M÷8 = 125MBの通信容量があります。
以前、WindowsHomeServerの通信速度を評価した時の参考値は約83MBでした。
LANDISK HDL-CE1.0の速度評価はこちら。
公表値50MB/sに対して、約48MB/s。
十分に速度を発揮していると言って良いでしょう。
有線100Mでは、理論値12.5MB/sに対して、ほぼ限界値を発揮。
なぜか無線の54Mでは、理論値 約6MB/sに対して半分程度の速度でした。
USB.NETの機能を評価します。
これは、LANDISK HDL-CEの裏面に付いているUSBコネクタに、一般的なUSB機器を
接続して、同じネットワーク内のパソコンから接続したUSB機器を共有しようという機能です。
まずは、LANDISKの設定を行います。
ウェブブラウザー上の設定から「USB.NET」の設定を行います。
※万が一、ブラウザーなどでLANDISKが見つからないときは、IPアドレスを直接入力で
接続できるようになります。
続いて、ネットワークを経由してUSB機器を使いたいPCにクライアントソフトを導入します。
ソフトは最新版をアイ・オー・データー殿のサイトからダウンロードします。
http://www.iodata.jp/lib/
ネットワークに専用のポートを開放します。
セキュリティに関わってくるところなので、ご注意ください。
インストールが完了し、接続に問題がなければUSB.NETホストに接続されている装置の
リストが出てくるので、用途に応じて利用することが可能です。
次は、外部アクセスについて、レビューを行います。
まずはLANDISKの設定から。
ウェブブラウザー設定画面から「リモートリンク」を有効にします。
①外部からパソコンで接続する。
ACERのノートパソコンと、DocomoのPC接続用外部端末を使用します。
外部からログインする場合、アイオーデーターのサイトへアクセスする必要があります。
http://www.iobb.net
(※想定以上のアクセスが集中しないよう、ガイドアドレスとなっています)
自宅のLANDISKで登録したアドレス名を入力します。
ログインに成功すると、LANDISKの内容を見ることができます。
プレビューもロス無く見れます。
ファイルはFTP形式ではなく、ブラウザーによるアップロード/ダウンロードという形で
取り扱うことができます。(動画/PDFについても同様です)
②携帯端末(スマートフォン)から接続する。
【Android】
アンドロイド端末からLANDISKにアクセスするには、専用アプリが必要です。
リモートリンクの概要はこちらから。
http://www.iodata.jp/promo/smartphone/android/nas.htm
エクスペリアからアプリを起動し、先ほどのアドレスを問い合わせてくるため入力。
ログインに成功すると、さっそく LANDISK のDISKフォルダにアクセス出来ます。
試しにファイルを選択すると、プレビュー形式で表示されます。
下段にサムネが表示されますが、ここからDLし、スマートフォン端末内に保存する
事が可能となっています。
映像が細かすぎたので割愛しますが、エクセルデーターも閲覧可能でした。
スマートフォンよりも、タブレット端末のほうが、有用な使い方ができるかもしれません。
結果、非常に満足。
レビューしていない項目に、スケジューリングバックアップと言う機能があります。
これはUSBホスト機能を利用して、LANDISKの内容をバックアップできる機能です。
(ただし、バックアップ容量の2倍程度の容量を持ったストレージが必要)
家庭内LANにおける共有フォルダとしての使い方や、プリンターなどのホスト。
将来的にはウエブカメラにも対応できるかも?という訪問者の映像確認?(笑)
外部からのアクセスは、ある程度帯域をもったPCからが現時点では有効と思われるが
スマートフォン、特にタブレット系のスレートPCに関しては今後の有用性を期待できます。
メインパソコンから、LANDISKにユーザーをそれぞれ設定し、そのフォルダをバックアップとして
使うことを前提に考えれば、LANDISKを共有フォルダ+バックアップフォルダとして使える。
そういう意味では、家族みんなのハブステーション的な役割を果たしてくれると思います。
退会したユーザーさん
2011/10/09
(^0^/
有線LANだと50MB近く出るんですね。これはイイですねぇ。
外部アクセスも便利ですし、とっぷりんさんが仰るとおり、「みんなのハブステーション」として使うのが、とてもオイシイですね。
自分は以前2.5インチNASのレビューをさせていただいたのですが、正にそういう使い方をしておりますです!
とっぷりんさん
2011/10/10
おはようございます、レビュー拝見させていただきました。
2.5インチNASは携帯性も考慮されているのでしょうか。
スリムで自己主張も控えめでいいですね。
業務都合でレビューが遅くなってしまいましたが、接続設定なら1時間ほどでできる手軽さもいいなと思いました。
リンさん
2012/03/15
NASの速度を計測したグラフは素敵ですね。
私が計測した時はそんなに速度が出なかったので環境なのかなぁと思いました。
それと、2012/02/07に新しいファームが出ていました。
私のレビューの方にも書きましたが、安定性向上との事です。
元々安定性が高いNASと思っていたので意外でした。
アップデートしましたが自分の環境では違いが判りませんでした。
もし何か不具合が出ていましたらアップデートしてみてください☆
とっぷりんさん
2012/03/15
フォロー有難うございます。
確認してみたいと思います(^^)