最近Canon EOS M3とFUJIFILM X-E2を相次いで導入したことによって、それまで唯一使っていたミラーレス一眼カメラ、SONY NEX-5Nがめっきり使われなくなってしまいました。
新たに入手した2機種と比べてしまうと、NEX-5Nは正直言って画質では明らかに劣ってしまいます。ミラーレスとしては高速なAFなど、まだまだ魅力はあるのですが、元々ミラーレスをサブカメラとして使っている私にとっては使い道が殆ど無くなっていたのは事実です。
そこで純正マクロレンズで、しかも比較的低価格である、このE 30mm F3,5 Macro SEL30M35と組み合わせることで、新たな使い道を模索してみることにしました。
なお、フィルター径は49mmですので、以前別のレンズに使うつもりで買っておいた、こちらのプロテクターを組み合わせて使っています。
マクロならではの世界
それでは、実際にどのように撮影できるのか検証してみましょう。組み合わせているボディーは、前述のNEX-5Nです。
▲作例1 NEX-5N 1/3秒 F3.5 ISO-400 JPEGで撮影
これは購入直後に試し撮りしたものです。F3.5という開放値は標準クラスのマクロレンズとしてはやや暗めなのですが、それだけに被写界深度が極端に狭くはならないというメリットもあります。上の写真でも「X-E2」の「-」辺りにピントを合わせているのですが、型番部分は概ねピントの範囲に入ってきていて、丁度良い範囲が確保されてくれました。
▲作例2 NEX-5N 1/100秒 F5.0 ISO-400 JPEGで撮影
これでもまだ限界までは寄っておらず、割合余裕のある距離で撮影しています。これがマクロ非対応であればどの程度寄れるかですが…。
▲FUJIFILM X-E2 + XF35mm F1.4 R 1/146秒 F1.8 ISO-200 JPEGで撮影
画角の近い通常の単焦点ではこれが限界でした。レンズの特性で花の部分はかなりはっきりと存在感が出て来ますが、寄り切れないので迫力はありませんね。
このレンズ自体単焦点としては低価格ですので、目を見張るような画質の良さはありませんし、そもそもNEX-5N自体の画質も最新のカメラと比べればはっきりと劣ります。しかし、マクロというのはやはり独特の世界があり、比較的安価にその世界を体感できるSEL30M35には大きな価値があります。
SONYのミラーレス機は標準添付のズームレンズの画質がお世辞にも良いものではありませんので、もう少し上の描写が欲しくなったときに、まず検討してみる価値のあるレンズでもあります。
店頭でα6000やα5100辺りに装着して試すことが出来る場合もあるようですので、まずは使ってみると面白いレンズといえるでしょう。
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購入金額
17,640円
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購入日
2015年08月28日
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購入場所
ノジマ
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