80PlusBRONZE認証を取得、過電流・過電力・過電圧保護回路、回路ショート検知、温度センサーとファンコンを装備するという、中々に現行のトレンドをきっちり押えた製品。
350Wという容量は、少々物足りないという人もいるだろうが、一般的な構成のPCならばビデオカードを搭載しても規定内で収まる出力であり、使いやすい性能と言えるだろう。
メーカーもそれなりに自信をもって送り出した製品のようで、標準メーカー保証が三年と、激安系としては非常に長い保証を付けていることからも、その意気込みが伺える。
このメーカー、電力事情が最悪に近い中国国内で「頑強」という評価を得ているそうなので、別の意味でも信頼出来ると言って良いだろう。
実際、OCCT結果も悪くない。
最大負荷時に0.1V変動が見られるものの、極端な落ち込みがなく、動作も安定している。
ケーブルの構成は、こちらの写真の通りだが、一般的に必要な数はきちんと揃っている。
これ以上増やしたい場合は、むしろ電源容量がもっと上の製品を狙った方が良い。
製品は、使う瞬間まで完全密閉状態。
湿気による製品劣化を防ぐという観点から、このシュリンクは中々に良いアイデアだ。
出力構成ラベルのUP。日本語表記なのは好感度高い。
力率もレーンごとに記載され、一目でどういう特性か分かるようになっている。
品質も中々で価格は安く、安い割には安心感もある作り。
唯一の弱点は、冷却ファン音で「ズー」という感じの音が出ること。
不快なほど音が大きい訳でもないので、気にならない人は気にならないと思う。
トータルで見て、値段の割には相当に優秀な部類に入る。
低出力電源なのに、ビデオカード用電源供給を別レーンで用意するなど、安定動作をきちんと意識した作りは中々のものだ。
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購入金額
3,980円
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購入日
2011年08月23日
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購入場所
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