カメラ購入当初の本ソフトのバージョンは、Ver.1.1でしたが現在ホームページから落とせる最新のバージョンは Ver.3.2.0.4になっております。
購入してから今まで JPEGでしか撮っていなかったので一度も使ったことがなかったのですが、最近続いているプレミアムレビューに触発され初めてインストールしてみることにしました。
ホームページから最新版は誰でもがダウンロードすることが出来ますが、インストール時にはカメラに付属している CD-ROMが必要になります。
CD-ROMに入っているバージョンが最新版ならば、CD-ROMからインストールすれば良いです。
Digital Photo Professional(以下DPP)を起動すると以下のようになっています。
起動画面がファイラーになっており、画像の確認やツールの呼出しを行います。
実際に画像の入っているフォルダを指定すると、サムネイル表示され簡単な撮影時の情報も一覧内で確認することも出来ます。
上記は「サムネイル大」で表示させていますが、他に「サムネイル中」「サムネイル小」「情報付サムネイル」があります。
画像を編集するには、一覧よりファイルを選択し上記ツールバーの「セレクト編集画面」をクリックします。
こちらの画面にて、編集を行います。
では、実際にミニカーを撮影し編集の一連の流れを見てみます。
ホワイトバランスの調整のため、一緒にグレーカードを撮影しておきます。
セレクト編集画面にて撮影したグレーカードを読み込み、クイックホワイトバランスの登録を行います。
この登録は、撮影環境ごとにホワイトバランスの適正値は変わるので、撮影環境が変わる毎に行うことになります。
グレーカードを撮影した画像を読み込んだら
①右上の方にある、スポイトのアイコンをマウスクリック
②真ん中の編集エリアで測光するポイントでマウスクリック
③右上の登録ボタンをマウスクリック
④3つまで登録できるので、1~3のどこに登録するか選択し(ここでは仮に「1」を選択)、「OK」をマウスクリック
これで、今回の環境の適正なホワイトバランス値を登録できました。
次に編集するミニカーの画像を読み込みます。
画面は元画像との比較が分かり易いようにメニューより「表示」-「編集前後比較」を選択し上下分割で表示させています。
画像上が元画像です。
先ほど登録したホワイトバランス値を適応するために、ホワイトバランス調整の下にある先ほど登録した番号(今回「1」)をクリックすると、画像下に反映されます。
続いて、白飛びを起こしているので明るさの調整も行いたいと思います。
右上にある明るさ調整の下のスライドバーを移動するか、又はその右のフィールドに直接数値を入力します。
値は-2.00 ~ 2.00の間の数値を入力できますが、スライドバーを使用した場合は、数値1段分を6段階で移動します。
(0.00 ~ 1.00の間を 6分割で移動し、必ず同じ値になります)
とりあえず、今回は明るさを"-1"してみました。
こちらが編集後画像です。
今回は、グレーカードを一緒に撮っておき後でホワイトバランスなどを調整する方法をとりましたが、先にカメラで調整後に修正しても良いかと思います。
ちなみに、グレーカードのレビューで行ったように、カメラでスポット測光し撮ったものがこちらです。
カメラであらかじめ調整しても、やはり好みで手を加えたい事が多いですので、どちらの方法の方が良いとは一概に言えないかと思いますが、今回のレビューで行ったようにあらかじめグレーカードを撮っておくだけの方が撮影現場では楽でした。
この他、本ソフトでは他の編集ソフトの様に色調補正やノイズリダクション、レンズ収差補正なども出来ます。
しかし、他の編集機能はトリミングと自動ゴミ消し機能(コピースタンプ機能)くらいしかなく、画像補正後に他のフォトレタッチソフトの様にいろいろな加工を行うことは出来ません。
また、最近のフォトレタッチソフトでしたら自動レベル補正や自動カラー補正など、かなり完成度の高い自動処理機能などが付いており、本ソフトが初心者には扱い辛い感は拭えません。
ある程度知識があり、特殊な加工を行わない人向けですかね。
ますます、最近の RAW画像を扱えるフォトレタッチソフトを触ってみたくなりました(^^;
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購入金額
0円
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購入日
2004年頃
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購入場所
ヨドバシカメラ
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