今回レビューするのは、こちらのソフト、SILKYPIX Developer Studio PRO５(シルキーピックス デベロッパー スタジオ プロ ファイブ)を使用し、ビフォー・アフター形式で解説していきたいと思っています。
最初は、これがこうで、あれがこうで、といった説明をしようとしていたのですが
文章力が乏しいために単純に、わかりやすくビフォーアフターでやっていきたいと思います！
・インストール～
・SILKYPIX Developer Studio PRO５でRAW現像を行ってみたご感想
・ソフトウェアの使用感
・撮影スタイルや写真の楽しみ方の変化
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★まずはインストールから。★
SILKY セットアップ.jpg
普通にセットアップを開始します。 普通すぎて面白くないですが…ｗ
SILKY プロダクトキー登録画面.jpg
プロダクトキーを入力します。
SILKY 登録完了.jpg
登録完了です。 シリアル番号が出てきます。
SILKY 初回起動時.jpg
初回起動です。10秒くらいですんなり起動してきました。
最初はウインドウが小さいですね。
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★SILKYPIX Developer Studio PRO５でRAW現像を行ってみたご感想★
まず「パパッと使ってみた感想」として、
●HDRが優秀。 自然となじむ 欲を言えばハイライト・シャドーの細かい設定が欲しい。
HDRとはハイダイナミックレンジの略で、暗いところから明るいところまで白とび、黒潰れすることなく表現するテクニックの様な物です。
人の目には、暗いところから明るいところまでまんべんなく見えてますが、(厳密に言えば明暗を交互に見て脳内補完しているらしい。)
デジカメには難しい被写体で、暗いところは暗く、明るいところは真っ白になりがちです。
それを補うためにHDRと言うものをやるんですね。
普通HDR撮影する場合は、カメラで明るさを段階的に変えて、複数枚撮影する必要がありました。
こんな感じｗ↓
HDR説明.jpg
露出を変えて複数枚撮影して、フォトショップHDR Proにて結合
そのため、動いているものや手持ちでは難しいところがあったのですが、
こちらのHDRはRAWデータの持っている広い階調を生かし、1枚のRAWデータからHDR写真を作り出すことができるんですね。
最初に使ってみてまず驚きました。 「おぉー。簡単だし意外となじんで見やすい。」 とｗ
まずはこちら、ＪＰＥＧ出力でトリミングしただけの、「何の変哲もない切り株」でございますｗ
切り株.JPG
この切り株にＨＤＲをマックスでかけてみます。
切り株HDR.jpg
簡単にＨＤＲ画像が作れちゃいました！
ちなみにＪＰＥＧからでもＨＤＲ加工できますが、
ＪＰＥＧからやってみたところこんな感じになりました。
切り株 JPEG HDR.jpg
やはりＪＰＥＧからだと限界がありそうです。
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●ホワイトバランスの項目が豊富で直感的に操作できる。
ホワイトバランスとは、白を白く見せるための設定ですね。
写真を撮っていて、なんか青っぽく撮れちゃったなーとか、赤っぽくなっちゃったなーとか、ありませんか？
光には色温度と言うものがあり、詳細は省きますが、白をちゃんと白色に見えるように設定してあげる必要があるんです。
↓こんな感じですね。
WBサンプル.jpg
Ｋはケルビン、色温度の事です。 詳細はウィキなどで調べてくださいな。
これはディズニーでの1枚なのですが、船などに電球がたくさんつけられています。
電球なので赤っぽく写ってしまい、カメラは青っぽく補正しようとします。
しかし、補正されすぎて青くなってしまった例ですね。(左下の写真)
続いて右下の写真はホワイトバランスを太陽光に設定したままで撮影してしまった場合の写り方です。
そこで、ホワイトバランス調整をしてあげます。
この例では、上の写真の３７００Ｋに設定してあげました。
すると、青と赤の中間点のような部分があり、目で見た発色に近い色になりました。
左下の青っぽい写真の方が幻想的で綺麗ーなんて人もいると思いますが、あくまで一例ですｗ
ホワイトバランスとは、こういった設定をしてあげる機能ですねｗ
WB.jpg
SILKYPIXには、このようにあらかじめ用意されたプリセットが豊富にあり、
これらを選ぶだけで大体近い色に調整ができます。
Auto(絶対)は絶対的な白を表現したい場合。
Auto(自然)は元の色を残しつつ、白を表現したい場合に使用します。
私は自然の方をよく使う気がします。
WBM.jpg
プリセットである程度決めたら、マニュアル調整で追い込む、と言った使い方が楽でよさそうですね。
●ノイズ除去をあえてマックスにかけると油絵のようになる！
切り株ノイズ除去マックスアート.jpg
先ほどの切り株にノイズ除去をマックスにかけ、HDRもマックスにかけてみました。
油絵の様なアート写真の出来上がりです。 もっと調整すればさらにアート写真が広がりそうですｗ
アート拡大.jpg
分かりにくいので拡大画像も用意してみました。
階調がつぶれ、油絵のように。
-----9/25追記------
●色ノイズの除去には偽色抑制！
ノイズまみれな写真、見難いですよねー(´□｀；)
よく夜間などにオートで撮影したりすると、ISO感度が上がってノイジーな写真になりがちです。
ウサギの置物.jpg
色ノイズの説明にはこちらの写真を使います
どこかの靴屋さんの置物です。
ウサギの置物ノイズ拡大.jpg
よく見ると、ノイズがたくさんあるのが見えます。
設定を変えずに無駄にISO感度８００で撮影してしまったために、ノイジーな写真になってしまいました。
そこで、
ウサギ ノイズリダクション.jpg
このようにノイズリダクションをいじってあげると・・・
ウサギの置物拡大NR後.jpg
階調は残しつつ、ザラツキ感を消し去り、スッキリとしました。
ウサギの置物ビフォーアフター.jpg
ビフォーアフター！
ノイズの乗っていない(少ない）写真は見やすいですよねヾ(*´∀｀*)ﾉ
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●花の撮影にはハイライトコントローラー！
明るいところで花を撮っていたら、白飛びしてしまって色が分からなくなってしまった！
そんな経験ありませんか？
そんな場合はハイライトコントローラーを使います！
ハイライトコントローラー 花.jpg
この写真を使います。
思い切り白飛びしています。
ハイライトコントローラー 花 加工前.jpg
右側を拡大してみました。
白く飛んでしまい、色が分からなくなっています。
ハイライトコントローラー.jpg
そこで、ハイライトコントローラーをちょちょっといじってやります。
この画像では効果が分かりにくく、最大でかけてます。 分かりにくくてごめんなさい(´・＿・`)
ハイライトコントローラー 花 加工後.jpg
すると、こんな風に白飛びしていた所の色が戻ってきました。
ハイライトコントローラー 花 ビフォーアフター.jpg
ビフォーアフター！
白飛びしていた所の色が戻ってきて、とても見やすい写真に・・・
サンプルは分かりにくくてごめんなさい。＿○/｜＿ 土下座
---お待たせしました。10/5追記-------
●ファインカラーコントローラーを使うと緑だけ鮮やかにとか赤の彩度だけ落としてとかが可能！
いつもの切り株を使いますｗ
切り株そのまま.jpg
そのままだとこんな感じの何の変哲もない切り株ですが・・・
このファインカラーコントローラーを使って
ファインカラーコントローラー.jpg
↓こんな感じに編集すると・・・？
☆切り株編集データ☆
明るさ：－0.3
ＨＤＲ：8
ＷＢ：＋200K
コントラスト：硬調
カラー：(自然)記憶色１
シャープ：デフォルト
ノイズリダクション：偽色抑制:15 フリンジ除去:12 ノイズ整列:14 ノイズ除去:11
ノイズレベル:14 キャンセラ強度:75
ファインカラーコントローラー：
グリーン/色相:+4.5 彩度:+6.0 明度:-2.0
オレンジ/色相:+5.0 彩度:+7.0 明度:±0
カラースペース：sRGB
切り株加工.jpg
緑が鮮やかになり、木の色も引き締まりパッと見、[鮮やかで綺麗に]なりました。
切り株ビフォーアフター.jpg
ビフォーアフター！
一部の色を鮮やかにしたり見やすくしたりすることが可能！
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SILKYPIX公式サイト
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●要望
タブ機能の追加
クロスフィルター効果
ミニチュア効果
ソフトフォーカス効果
トイカメラ効果を数種類増やす
フォトショップのようにトリミングをやりやすく(ちょっと分かりにくいです。)
保存時にデータサイズの指定
圧縮する際にどのくらいの画質になるのかのプレビュー
範囲選択
拡大縮小など、主要な機能のショートカット等
前回指定した解像度を記憶
スマッジツール追加
ＧＰＵを利用し、表示を快適に(強い要望) フォトショップのようにサクサク動くといいんですけど・・・
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●●●9/23追記●●●
☆『SILKYPIX Developer Studio Pro5』Windows版 Ver.5.0.8を公開しました。
5.0.8
【新機種対応】
-Nikon Coolpix P7100 への対応
-Panasonic DMC-FZ150 への対応
-Ricoh GXR MOUNT A12 への対応
【問題の修正】
-Sigma DP2xの一部のRAWデータを読み込んだ場合、アプリケーション
エラーとなる場合がある問題を修正
-非対応または破損したRAWデータを読み込んだ場合、アプリケーション
エラーとなる事がある問題を修正
-PENTAX Q で、レンズ収差補正のディストーションの自動補正が適用さ
れた場合、同時記録のJPEGと比較し画角が異なる場合がある問題を修正
-PENTAX 645D、K-5、K-rで、レンズ収差補正のディストーションの自動
補正に対応
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☆SILKYPIXに関する情報まとめサイト『SILKYPIX TIMES』を公開しました。
SILKYPIX TIMES
SILKYPIX TIMESではSILKYPIXシリーズの更新情報やSILKYPIX WEBサイト
の更新情報、イベント情報などを詳しく記事風にご紹介しています。
最新のSILKYPIX情報はこちらをチェックしてください。
-SILKYPIXのバージョンアップ情報
-どんなページが更新されたかな？
-イベントの告知やレポート
-各掲示板からの写真紹介
-知ってると得するSILKYPIXの便利な使い方
などを更新していく予定。
だそうです！ SILKYPIX ニュース Vol.195より。
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コメント＋COOLが栄養剤でございますｗ
なにかやってほしいことや疑問点等ありましたらコメントいただけると嬉しいですヾ(*´∀｀*)ﾉ
それでは、ほどほどにご期待くださいませ(・ω・)/
makibisiさん
2011/09/23
専門外過ぎてよく分かりませんが、いろいろな視覚効果がつけられるのですね。＾＾；
LUMINESさん
2011/09/23
そうですね。いろいろと視覚効果を追加できます！
視覚効果と言えば、女性にも使いやすいよう、
フレーム機能やお絵かき機能追加なんかもよさそうですね！
愛生さん
2011/09/26
分かり易い説明ですね♪
HDRは、塗り絵というかCGっぽくなるので、好きじゃないですけど・・・暗部が持ち上がって、見易いですね。
LUMINESさん
2011/09/26
ＨＤＲをかけすぎると、確かにＣＧっぽくなってしまいますが、ちょこっとかけてあげると
見やすい写真になったりしますねｗ
うまく使いこなせるようになりたい所です(・∀・)
ちなみにノイズ除去アートも、好みが分かれそうな加工ですｗ
愛生さん
2011/09/26
LUMINESさん
2011/09/26
そう言えば聞いた話によると、プロはポートレート撮影で、人物の肌にノイズ除去をかけて
毛穴等を目立たなくさせる加工なんかもやる場合があるそうですよ！
愛生さん
2011/09/26
動画でさえ、修正しまくりなのにｗｗｗ
LUMINESさん
2011/09/27
広告なんかは確実にフォトショで整形されてますよねアレｗ