レビューをさせていただくことになりました。
このような機会を頂き、関係者の皆様に感謝申し上げます。
では、早速レビューに入りたいと思います。
まずは「SILKYPIX Developer Studio Pro5」の「売り」ポイントから。
★超高感度撮影であってもノイズを大幅に抑制
★1枚のRAWデータからHDR(ハイダイナミックレンジ)表現を実現
★AWB(オートホワイトバランス)の精度も向上
現在私の主力デジイチはNikonD80
http://www.nikon-image.com/products/camera/slr/digital/d80/index.htm
まだまだ「戦える」機種だと思ってますが、高感度ノイズなどは最新機種に比べ
気になるところ。
「SILKYPIX Developer Studio Pro5」の高感度ノイズ抑制には、
期待するところ大!です。
動作環境もチェック。
対応OS Microsoft® Windows® 7 / Vista / XP
※64bit版OS上にネイティブ対応。→大容量のメモリが使える!
CPU Intel Pentium®互換プロセッサ(Core 2 Quad以上推奨)
※マルチコア対応→Core 2 Duoマシンで頑張ってみます!(汗)
メモリ 2GB以上推奨
→この辺は楽勝ですね。
HDD プログラムのインストール及び起動に100MB以上の空き容量が必要。
(さらにデータ用として写真1枚あたり10MB程度)
※起動時TEMPファイル最大10GB。→問題ないですね。
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◆◆ダウンロード・インストール◆◆
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SILKYPIXのダウンロードページから、プログラムをダウンロードします。
ダウンロードサイズは100MB。
http://www.isl.co.jp/SILKYPIX/japanese/download/
ダウンロードしたプログラムを実行します。
インストール先の選択画面。
TEMPファイルの関係から、10GB以上の空き容量があるドライブが
望ましいでしょうが、最近も大容量ドライブなら、とくに問題になることは
ないでしょうね。小さめのSSDなどにインストールする場合は、要注意。
インストール先指定以外のインストールオプションはありませんでした。
プロダクトキー入力画面。
ZIGSOW事務局さんから送られたプロダクトキーを入力し、
「オンラインで登録」をクリックします。
(30日間無料で試用する場合は「試用開始」をクリックします。)
しばらくするとプロダクトキー登録完了のウインドウが。
シリアル番号が表示されます。
ZIGSOW事務局さんから送られたプロダクトキーの書類にあった
シリアル番号と一致しています。
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◆◆操作編◆◆
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初期画面が立ち上がりました。
黒が背景でいかにも高機能なRAW現像ソフトらしいデザインですね。
画面左側のパラメータ・コントロールから、早速データのあるフォルダを
開いてみました。
ここまでヘルプなどを見る必要はなく直観的に操作できました。
コンビネーション表示
さらにプレビュー表示に。
さて、この写真は、曇りの夕方にキャンプ場で撮影したものです。
JPG画像では、空の階調は完全に飛んで、左の森の部分は黒潰れして
いるように見えます。
空の部分に露出補正ツールを使ってみます。
●露出補正ツールのヘルプ説明
「プレビュー画像上でクリックもしくはドラッグにより領域を指定すると、
その領域が設定された輝度レベルになるように露出補正が調整されます。」
露出がマイナス補正され、空の階調が表れて雲の形が見えました。
さらに、HDRハイダイナミックレンジ (High Dynamic Range imaging) を
適用してみました。
●HDRのヘルプ説明
「本ソフトウエアは画像データが保有する豊富な情報を最大限に
活用することで、一枚の画像データからでHDR表現を実現する
ことができます。」
左側の黒く沈んだ部分から森の緑が見えてきました。
とりあえずここまで、1枚現像してみます。
現像の際にピクセルサイズを指定できるのは便利です。
RAWと同時記録のJPG画像
RAWデータ現像画像
もう1枚。
夜景写真にHDRとノイズ処理をしてみました。
RAWと同時記録のJPG画像
撮影データ
HDRとノイズ処理後のRAWデータ現像画像
まだ全くと言っていいほど使いこなせていませんが、
RAW現像にいろいろな可能性を感じるソフトですね。
今後RAW現像にチャレンジしたい人も、今まで他の現像ソフト
(カメラメーカー提供の純正無償ソフトなど)を使ったことがある人も
安心してじっくり取り組むことができる印象を持ちました。
使用するツールやパラメーターの追い込み方など、
撮影後PCの前に座る時間がいくらでも増えそうです。
また今後の撮影スタイルにも影響を与えそうです。
元のRAWデータ・ファイルを改変しない(非破壊画像処理)は
このソフトの大きな売りですが、本当にその重要性・可能性が
わかる製品ですね。
フォトレタッチとは違う、新しい世界をこのソフトは教えてくれます。
★★2010/10/3追記★★
写真を追加。
ソフトウェアマニュアル「10.1.7. 絵が眠い 」を参考に、
(1) 露出補正 (2) 調子の調整 (3) シャープの調整
をやってみました。
ソフトウェアマニュアル「10. SILKYPIX®活用術」は、テーマに沿った操作を
一連で説明してくれるので、マニュアルをみてパラメータを動かすことで、
各現像パラメータの機能や「関連」が理解しやすくなる仕組みになってます。
同時記録のjpeg画像(リサイズのみ)
現像画像
このサイズではわかりにくいですが、等倍画像では水の透明感、
鯉の鮮やかさが明らかに上がりました。
kenさん
2011/10/03
ソフトの使い方が、分かり易いレビューでした。
JPEGだと空が白潰れしている所、RAWデータ画像だとちゃんと雲が出ていて、
これだけ違うんだなと思いました。
画像系ソフトレビューの参考になりますね。
きじねこトマトさん
2011/10/03
kenさん、コメありがとうございます。
もっとしっかりした作例でレビューしたかったんですが、
なんせカメラマンが・・・。
「JPEGだと空が白潰れしている所、RAWデータ画像だとちゃんと雲が出ていて、
これだけ違うんだなと思いました。」
見てほしいところを的確に見ていただき、感謝!です。(*^_^*)