フルHD液晶より幅をとらず、縦方向の解像度は確保でき、ドットピッチが広いので文字を読みやすいと個人的には一番好きなのがこの19インチサイズ。
19インチスクエア自体の選択肢が少なくなる中、オフィス用途向けの少エネ液晶というコンセプトで登場した製品。
この頃、省エネ製品として徐々にLEDバックライトのモニタが登場してきていたのだが、これは手堅く従来型のバックライトを省エネに仕上げてきている辺りが三菱らしさ。
輝度を最大にしても僅か22Wの消費電力で、輝度を下げれば13Wまで下がる。これは旧型の15インチモニタより低い値。待機電力もワットモニター読み0.3Wと高級なPA241Wの0Wには及ばないが十分低い。
画面は最大状態でも他モニタに比べて暗めなのだが、最近のモニタは明るすぎて毎度輝度を最低まで下げているという人にはちょうどいい。私はこれでも最低に下げる始末ですが、コントラストを軽く調整してやればちょうどいい使い勝手になる。
省エネの恩恵はその発熱量にも現れていて、本体は殆ど熱くならない。上面の放熱口もホコリが入りにくいように互い違いの配置で最小限の開口部。
スタンドにはトレー状のくぼみがあり、転がりやすいペンやネジ、クリップやUSBメモリをさっと置いておくのに重宝する。
スピーカーはオフィス向けのコンセプトを考えたら当然だが「とりあえず音が出れば良い」程度。前面イヤホン端子もついているが、こちらも若干ノイズが乗る傾向があるので本格的に音を聞くならPCから直接出したほうが良い。
スタンド部が軽量すぎて、しっかり耐震ゲル等で固定しないとズリズリ動いてしまうのが難点。角度の変更くらいしかできないので高さ調節等は自力でなんとかするしかない。
当然TNパネルなので、視野角はさほど広くないし色もそこそこ。
ほぼ同時に登録したPA241Wのレビューでは半ばかませ犬扱いにしてしまったが、実は手持ちのモニタで屈指のお気に入り。
ゲーム用PCではDVI接続でメインモニタとして、画像加工用PCではD-Sub接続でセカンダリモニタとして活躍中。たぶん壊れるまで自分用に使い続けそうな一品。
●余談
冬場に電源を入れるとかすかな横線が画面上に入るという現象があり、サポートに連絡したところ当日の午後にはサービスマンが家までやってきて点検のため持ち帰り&代用のRDT202WMをおいていってくれた。さすが三菱、液晶の応答速度も速いがサポートも速い。
1週間程で「再現性無かったけど念のため基盤交換」して持ってきてくれた。
翌冬に判明した原因は「私の部屋が氷点下まで下がるので、動作可能温度5~35℃をぶっちぎりで下回る温度で使っていた」という理由。どうりでしばらく使ってると横線消えた訳だ。三菱さんほんとゴメンネ。
その後は超低温時の線こそ微かにあれど、ノーメンテノートラブルで4年目に突入。使用時間はかなり長いにもかかわらず、体感上の輝度劣化等もない。
●遂に故障
2012年10月、ついに故障。コントローラがイカれたのか横向きに残像のような線が大量に描画される。
3年3ヶ月だった。このモニタ自体は3年保障なので「保障分は働いたぜ!」という事だろうか。まあ我が家で一番使用頻度の高い位置のモニタなので、3年ほぼ毎日電源投入してたし仕方ないか。
どうも私の19インチは短命なものが多く、中古で半年、新品でも1年ちょいで壊れたり、微妙に不調になって常用から外したりしているので、19インチとして使用期間最長記録。
しかし代役としてワイドモニタを置いたらでかすぎ明るすぎで目が疲れた。現在微妙に不調な前の19インチをピンチヒッターとして引っ張り出しているが、タイミングを見計らって後継モデルの購入を検討中。
RDT196LM2か、RDT197Lか…
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購入金額
17,000円
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購入日
2009年06月30日
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購入場所
NTT-X
miraさん
2012/10/15
今はほとんどスクエア見なくなりましたが、アスペクト比5:4ってなかなかバランス良かったと思いますね。
下小川さん
2012/10/15
私の場合、ネット用&古いネトゲ(UIがスクエア時代にあわせられている)用として使うか、画像編集ソフトのパレット置き場としてセカンダリに使うので、とにかくこのちょっと縦長い19インチスクエアがベストなんですよね。
目が悪いので17インチだとちょっと小さくてw
幸いオフィス向けで選択肢は減ったとはいえ新品販売が続いているので次も19インチスクエアを狙っています(たぶんまた三菱?)。