私はUltra SCSI 50Pモデルを使用していましたが、他にUltra Wide SCSI 68Pモデルや、Ultra Wide SCSI SCA 80Pモデルも用意されていました。シリーズ名はUltrastar 2ESでした。後のモデルではシリーズの最大容量がシリーズ名に反映されていたのですが、このモデルでは2.1GBのDCAS-32160の方の容量がシリーズ名になっています。
主な仕様は、
・回転数:5,400rpm
・最大内部転送速度:9.72MB/s
・バッファ容量:448KB
・平均シークタイム:8.5ms
といったものでした。今となってはHDDの速度とは思えない水準ですが、当時としてはこれでも比較的高速な製品でした。
この頃まではSCSI HDDといっても、IDE HDDと比較して極端な性能差や価格差は無く、インターフェースの違いで好きな方を選ぶという感覚がありました。実際にこのDCAS-34330にも、基本性能が近いIDE HDDのDCAA-34330という製品が用意されていました。ベンチマークの結果を見ても、それほど大きな差は付いていなかったと記憶しています。
この次の世代となる、DDRS-34560からは回転数は7,200rpmと向上して、相当品となるIDE HDDも用意されなくなり、徐々に差別化が進んでいきました。SCSI HDDがごく普通のコンシューマー向けだった時代の名残となる製品といえるでしょう。
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購入金額
0円
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購入日
不明
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購入場所
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