元々は、ベージュの旧Macにて、Windows環境を使用する際に、ファンクションキーがなくて非常に不便だったため購入したものであった。
その後、旧Macは引退してしまったので、自ずと本キーボードもお蔵入りとなってしまっていたが、
ADB-USBアダプタを自作することで現代の機器でも使用できることが判明し、早速自作してみて再び使用することとなった。
旧Mac向けだが、変換アダプタ使用でUSB接続にも対応
本来、本キーボードはADBポート搭載の旧型Mac向けの製品である。
そのため、そのままでは、現行のMacや、USBキーボードを接続できる機器には接続することができない。
しかし、iMateやuKeyなどのADB-USB変換アダプタを使用したり、AVRマイコンボードを使用してADB-USB変換アダプタを自作することで、現行の機器にも問題なく接続することができる。
(AVRマイコンを使用したアダプタの制作については、tmk_converterで検索されたし)
なお、本キーボードは、MacをUNIX端末に接続して使用することを念頭に作られたらしく、所謂PC/AT互換機やRaspberry Pi等のワンチップマイコンボードにも問題なく使用できる。
最高の打ち心地。
本キーボードはメカニカルスイッチを採用しており、実に本格的なキーボードとなっている。
その打ち心地はメンブレンスイッチやパンタグラフ構造を採用している近年のキーボードとは比べるまでもないものである。
Happy Hacking KeyboardやRealForceキーボード等は使用したことがないので、それらとの比較は差し控えるが、良好なものであると思われる。
古い時代のAppleデザイン
1990年に登場した本キーボードは、当時Apple Computerが発売したMacintosh SEやMacintosh IIに合わせて作られた。
この時代の製品に共通するフロッグデザインによるものであり、古きApple製品のデザインを今でも実感できる製品の一つである。
本キーボードに関して言えば、シンプルなデザインの中にも十分な機能性があり、デザイン性も高いものであるといえる。
普通のASCII配列。
サイズが大きいだけあって、変則的な配列は一切ない、通常のUS-ASCII配列である。
癖がないので、とても打ちやすい。
やや大きめ。
ファンクションキーを備えたキーボードとしては、やや大きめな部類に入る。
そのため、持ち運びにはまず不向きである。
また、机上に余裕がない場合も、本キーボードはお勧めできない。
ただ、モノとしてはいいものであるので、机上のスペースを確保して使用していただきたいものである。
メカニカルスイッチ採用のため静音性には劣る
本キーボードはメカニカルスイッチを採用している、いわば「正統派」のキーボードである。
そのため、静音性には劣る。
しかし、そのキータッチは筆舌に尽くし難いものであり、この弱点を補って余りある。
実用性◎
昔の機器のキーボードではあるが、USBへの変換アダプタが3000円程度で製作できることもあって、現在でも普通に使用できる。
また、キー配列もいたって普通であり、実用性はかなり高いといえる。
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購入金額
1,980円
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購入日
2004年頃
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購入場所
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