WindowsNTの安定性に感激したのもつかの間、一ヶ月経つと落ちる、固まる・・なんて事を自宅サーバー運営で経験してなんとかならんのか?と思っているところに、ネット上の友達が、UNIX使えば安定するとアドバイスをくれたのですが、当時の私にはUNIX=Solarisで、そんなもの個人で買えないと諦めモードでした。
そこへ無料で使えるUNIX系OSとして、Linuxブームが来たので、ネット上で知り合った人達で、ICQを使ってディストリビューションはどれがいいかな?「俺はDebian」「俺はTurboかな」なーんて毎晩ビールを飲みながらIMで話をしていました。
ふと、UNIX系のサーバー管理をしている人と知り合い、「Linuxは今後伸びて来る可能性はあるうけど、現時点ではFreeBSDの方が実績があるから無難じゃないかな」というアドバイスをもらった。FreeBSDって何?Linuxじゃないの?UNIXとも違う?なんだそれ?
当時はそんな感じで、とにかく正体を突き止めたいというか、試してみたいという気持ちが膨らんで、ネット仲間の間で「俺はFreeBSDに決めた」と宣言してしまったのを思い出します。それから書店を駆け巡ってようやく見つけた本がこれ一冊。選択の余地無く買いました。付属CD-ROMの為に(笑
内容はちんぷんかんぷんでした。何を書いているか、記事一つとっても理解不能でした。ただ、大手企業も使っているということがかかれていて実績はあるらしいと。ならば学習する価値はあるんじゃないか?でもみんな知らないっていうし、Linuxがブームだし・・俺ってマイナー路線?
そんな感じで足を突っ込んだのですが、この本がビギナーにとっては最悪でした。インストール手順で重要なところをはしょってるからインストールできないし。何度やっても同じところで躓くし・・結局、苦手な英語を自己解釈しながら多分こうに違いない、とか考えながら失敗してまたやり直し。間違いなく100回以上インストール手順をやり直してます。
よくめげなかったもんだなと我ながら感心します、今となっては。
その後、ネットで情報を集めたり、難解なBSD本を買って読んだり(理解できる部分を探して読んだ)、とにかく試すこと、やってみることを心がけてぶつかって倒れての繰り返し。
ある日、何かの疑問が解けた時に、覚えた知識が連鎖的に繋がってきて、もしかしたらこうなるのか?と試すと成功、そして成功・・・のドミノ倒しみたいな状態になりました。目の前がぱぁっと明るくなった感じ。
この本は全くと言って良いほど知識をくれず、当時の私には無意味でした。FreeBSDのCD-ROMが付いていたというだけの価値しかありませんでした。そのお陰でまぁインストールをアホほどやりたい放題繰り返せた訳ですが。この本を今読んだら、突っ込みどころ満載・・・(爆
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購入金額
1,974円
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購入日
2001年頃
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購入場所
紀伊国屋書店
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