IFが455KHzのラジオに取り付けて12KHzを取り出すコンバーターです。
それってなに?
いきなり説明するのが難しいので、デジタルラジオから説明しますね。
●デジタルラジオ
中波や短波帯ラジオ放送はAM方式で放送されていますが、電離層反射、妨害などにより聴き取りにくく、かなり困っていました。
これを解消する方法として、デジタルラジオがありますが、
日本で実験が行われた方式は、VHF帯をつかった ISDB-TSB で 430KHzという比較的広帯域です。
この方式は送信設備、受信設備とも完全新規になるので、普及しづらいのですね。
海外では、中波、短波帯の 9KHz - 12.5KHzという既存のAM放送設備にそのまま載せることができる DRM (デジタル・ラジオ・モンディエール) のほうが有望視され、すでに放送しているところもあります。
●DRMを聴くには?
日本ではDRMで放送される予定がないため、DRM受信可能なラジオは製造されていませんが、ラジオを改造する、またはSDR(Software Definition Radio)で、海外の放送を受信することができます。
●ラジオの改造って?
DRMデコーダーにはいろいろ方式がありますが、一番やりやすいのは、
・ラジオの検波前の信号(中間周波数)を取り出す
・12KHzなど音声周波数帯域に変換
・パソコンの音声入力に入れてデジタル化
・パソコンソフトウェアで検波処理
という方法です。
この方法は、検波処理部分を変更すれば、AMやSSBを受信できるので、妨害が入った電波から目的の電波のみをより分けたりすることができるのです。
というわけで、この回路は 455KHzの中間周波数をもつラジオにとりつけて、12KHzを出力するものなんです。
ラジオによっては、中間周波数が 450KHzだったり、10.7MHz(FMラジオに多い)だったり、9.0106MHz(アイコム系)だったりしますので、それにあわせたコンバーター回路が必要なんですね。
IC-PCR1000 は 450KHz なんで、たぶん SONY ICF-SW7600 のために購入したはずですが、
まだ取り付けていないんです(笑)
そのうち取り付けます。
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購入金額
0円
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購入日
不明
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購入場所
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