そのうちの一つ。
i5-2500T(TDP 45W)という低電圧CPUとHDDに比べると低消費電力と言われるSSD、このレビューに普通の電源だと役不足でしょう、ということで購入。
本品の特徴は、
・+12V重視41Aシングルレーン:300Wクラス(8ピン+6ピン)のPCI-Expressハイパフォーマンスグラフィックボードに対応で難しいこと考える必要がない尖った電流配分
・奥行き12.5cm:サイズ 150x125x86mmのコンパクトさ。これならプラグインでなくとも狭いケースでも取り回し良好(なはず)
・80PLUS GOLD取得:80PLUS GOLDだがGOLDの中では優秀で80PLUS PLATINUMに近いという性能(らしい)
特に最後のに興味があり購入。
売りっぱなしの多い玄人志向にしては「セレクト」シリーズで3年保証だし。
使ってみるとまず取り回しは良好!組み込み対象ケースはMini-ITXの
だが、外寸こそ26cmの奥行きがあるが、ケース内側にフロントサイドに空いている通気口との流路のために高さ2cmのスペーサーが取り付けられ、それにさらに2cmのケースファンが乗っかる仕様。その他板厚などもあり、電源に使える奥行きは電源コード込みで18cmは厳しい。どんな電源もACの逆側に給電用のケーブルが来るが、配置上これが直接ファンにぶつかる。今まで入っていた
は奥行き16cm。ただしプラグイン。従って直付けの2本(ATXメイン20+4pinとATX12V4+4pin)以外は最低限に絞れるため何とか入っていたという状態。それに対して本電源は奥行き12.5cm。プラグインでこそないが、さすがに3cm以上違うと余裕で、不要線の処理を含めて電源ユニットエリアに収まった。狭いケースではエアフローの確保にも有効と思われる。
性能評価としては定番のOCCTを回してみた。
今回の検証環境は
【テスト時環境】
CPU:Intel Core i5-2500T
M/B:Intel DH67CFB3
Memory:G.SKILL F3-12800CL8D-4GBRM (DDR3-1600 CL8 2GB×2)
Main SSD:Intel SSD 320 120GB
Video:CPU(Core i5-2500T)内蔵
OS:Windows7 Proffesional 32bit SP-1
結果は...なんか変。
5Vと12Vのレベルが低く、前者は3V、後者も8V弱しかない表示。安定性もイマイチでかなり大きい落ち込みもある。
でもこりゃあまりにひどすぎるダロと前回好調だった前電源
でも取ってみた。
すると...前環境ではぴくりともしなかった5Vも大きく落ち込みもあるしレベルも3V切り、12Vもやっぱり8V足らずしかない表示。もともとOCCTは直接テスタ当ててるわけではなく、M/B側からの観測値。環境に大きく左右される。絶対値でなく、二つのグラフの比較で話をすると、
・VCoreは(Y軸のスケールが違うので比較しづらいが)本品も超力2PIもともに0.2Vくらいまでの大きな落ち込みが一度ある。0.9V程度までの落ち込みは何度かあるが、その回数は超力2の方が少ない。
・3.3Vはレベルはどちらもクリア。やはり双方落ち込みが見られるが、超力2PIが2.8V程度までなのに対して本品は0.6Vくらいまで行っているものがある。
・5Vはどちらの電源も表示が3V程度と変だが、レベルと落ち込みの回数や率は同等。
・12Vもともに8V弱の表示で変。ただレベルは同等だが平均電圧からの飛び幅は本品の方が分が悪い。
という状態。
一方省電力性はさすがのGoldで、Silverの超力2PIを明確に上回るのは
こちらで書いたとおり。
総じて言うと変換効率の本品か、安定性の超力2PIかといったところ。
ただベンチ上はともかく、実使用上は不具合・不都合がないので壱萬圓札でおつりが来る電源としては非常に優秀だと思います。
・・・・今回あまり良好でなかった超力2PIが前回の環境で良好な成績を残していることを考えると、むしろ今回のOCCTの結果がヘンなのはM/BのIntel DH67CFB3側の問題...??
---------------------------------------
2011/08/19 組み込み写真、OCCT結果、消費電力結果他追記
玄人志向KRPW-G530W/90+商品ページ
-
購入金額
9,480円
-
購入日
2011年07月28日
-
購入場所
ZOA
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。