いままで、携帯音楽プレーヤー用にはネックストラップ形式のイヤホン
を使っていて、利便性の高さがヨカッタのと所詮は携帯プレーヤーだから...ということでとりあえず妥協していた。しかし最近zigs○wというところに出入りするようになり、そこに生息している●●●菌とか×××菌とかに犯され、IYH熱とかポチっと症候群を発症するようになった。
そんなわけで音的には多少「我慢」していた携帯音楽プレーヤー用イヤホンをグレードアップするというモードになったのだが、いざそうなるとなかなか決まらない。というのも大型電気店のヘッドホン/イヤホン売り場でもヘッドホンは試聴機が置いてあるところはかなり多いが、衛生的なことを考慮してかイヤホンは見かけることがなかったからだ。
さりとて「音」というものはかなり個人的な好みが強くスペックに現れない部分で語られるものだし、さらにイヤホンと言うような体に密着させて使うものは耳の形状といった個人差が大きいものが使用感や音そのものにかなり影響を与える。
「聞こえれば良い」的なものならともかく、現状のイヤホンからステップアップというと明確に効果が出るのは1万円程度以上コースとなるため、「試してダメ」だとショックがでかい。
そんなとき、出先でウェットティッシュ完備で複数のイヤホンの試聴ができる店を発見!出張の帰り、約2時間にわたって20種以上を聞き比べて選んだのがコイツ。
Victorのツインシステムユニット採用のイヤホンHA-FXT90。
ツインシステムユニットとは剛性の強いカーボン素材の低音域用振動板とカーボンナノチューブの中高音域用振動板の2つのドライバーを並列に配置し一体化した金属製ハウジングをもつユニット。これで振動板が互いの弱いところを補い合い、広い音域と応答性を確保する。
試聴したところ、売り場の雑踏・雑音の中でも低域の分解能と高域の開放感が良く、これを選択した。もともと(ドラムやってたからか)ベース音を聴きわけることが苦にならず、むしろブーミーで芯がない音圧だけの音は嫌い。ラウドネスなどで不自然にベースを強調するより、ベースの音階がきちんと聞き取れるのがスキ。このとき本品はDEN○Nの14k位のものやB○SEの16k程度のものよりベースがはっきり聞こえた(低域の音量が大きいとか音圧があったとかと言うことではない←むしろ80Hz以下は本品の方が控えめだったかも)。160Hz以上の倍音部分が「たって」いてきちんと聞こえる。
あと特筆すべきは音場の広さ!今までの使用機と比べると両耳の外に5cm位ずつ音場が広がり、右チャンネルだけから聞こえる音は今まで右の耳の中で鳴っていたのが、右耳の外から聞こえる!大きな開放感ですごく聞きやすい。またそのため、音の分解能・分離能が良く、楽器の定位がきちんとしている。
さっそく購入してみました。
試聴品と比べると若干低音が暴れ気味だったので2日ほどエージングしたらイイ感じになって来ました。
ただ、耳の形の関係か今までのより少し定位が後ろになって頭のやや中心後ろに定位が移ったのはちょっと...でも音の分解能と音場の広さは今までのものを大きくしのぐので当面コレで。
そうそうネックストラップになれてた私は以下のようなセッティングで使ってマス。
・IDカードホルダーやケータイを下げられるように複数のフックがついた吊り下げ紐を用意
・ケータイなどをつける紐にiPod shuffleを結ぶ
・iPod用 3ボタンリモートコントローラーをiPod shuffleに接続する
・リモコンの余った紐を"Curvyman Cord Supervisor"にまきつけ、リモコン部を背負わせる
・イヤホンをリモコンに繋ぐがそのとき"Curvyman Cord Supervisor"の切り欠き穴にプラグを挟む
・イヤホン付属のコードキーパー(コードまとめ用具)にイヤホンのコードを巻き付ける
・吊り下げ紐の最下部でクリップで留める
・Y時型になっているイヤホン部を片耳ずつストラップに沿って立ち上げる
・耳下の当たりでストラップにコードをクリップ止め
文字で書くとものすごいな。写真を見てもらった方が簡単か↓
自分としてはこれが高級イヤホン探求の扉になるのがコワイ
...くらいの音の変わり方でした(*^ ^)v
【規格】
●形式:カナル型、密閉ダイナミック型
●ユニット:口径9mm(CCAWボイスコイル採用)
●再生周波数:8 Hz~25,000 Hz
●インピーダンス:12Ω
●出力音圧レベル:107 dB/1 mW
●許容入力:150mW(IEC)
●重量:約6.8 g(コード含まず)
オーディオなんちゃってマニア道
明晰。アコースティック楽器の倍音などの表現力が高い。
繊細でクリア。デジタル系の明瞭さではなく、アコースティックな響きがいい感じ。
女性ヴォーカル、ヴァイオリンなどパンチより美しい響きが欲しいときには絶妙。
柔らかいわけではなく、美しく清らか。録音によってはやや刺さるか。
ダイナミック型かつカーボン素材の低音域用振動板をおごった構成の割には薄い、というか硬い。
それまで使っていたSONYのMDR-NX2/Bよりははるかに出ているが、それはアタックの部分の倍音が感じられるから。「量」という観点では普通。
広い。透き通る感じの横方向の広さ。
見通しは良く、とくに横方向への広がりは広い。個々の楽器の定位の差もわかりやすい。
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購入金額
9,880円
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購入日
2011年05月19日
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購入場所
ヨドバシカメラ
リーダーさん
2011/05/25
ほ、欲しくなったわけじゃないんだからねっ!///
N-DRさん
2011/05/25
cybercatさん
2011/05/25
リーダーさん。。
リーダーさん。。。。
赤いハウジングと赤い編線の「こだわりのレッドカラー」HA-FXT90LTDもまだ入手できるようですにゃん。
cybercatさん
2011/05/25
>泥沼に片足入りましたね(ニヤ
スピーカー沼は腰まで埋まってますが、なにか?
kenさん
2011/06/13
このクラスになると、暫くエージングするとスムーズにユニットが
動くようになるのか、音の堅さが取れますね。
cybercatさん
2011/06/13
>このクラスになると、暫くエージングするとスムーズにユニットが
>動くようになるのか、音の堅さが取れますね。
未試聴で購入したらがっかりしたかもしれません(かなり低音暴れていたので)。
試聴機のいいのを知ってましたので待てましたが...
今はエージングが進んでつながりもよくなってきました。
お気に入りです。
くわいる24さん
2011/11/09
配置する「ツインシステムユニット」のイヤフォンは
すごーく気になるのですがこちらはやはり高めですね><
>2日ほどエージングしたらイイ感じになって
なるほど、価格がこなれてきたら是非購入したいです♪
cybercatさん
2011/11/09
>なるほど、価格がこなれてきたら是非購入したいです♪
コレ安売りしてたらぜひ!
低域振動板が別にあるので、それを強調するような低音ブーストの音かと思いましたが、中域が勝っていて、でもよく聞くときちんと低音も出ているモデルでした。
ドラムン系やリミックス系ばかりで「ズゥムズゥム」低音で震えるような音楽が趣味だとアレですが、J-POPやロックのシンセベースも、ジャズのウッドベースもきちんと聞こえます。