本をよむのが割と好きな私も、そのままの古事記を読む気にはいまだなれません。日本書紀に万葉集、日本人と称するなら読んでおけというような本を、多くの日本人は読んでいないことでしょう。最近は漫画で読むギリシャ神話とか、読みやすい本があって結構ですが、私はどうも鼻白んでしまうのです。お手軽に、表面的な知識だけを手っ取り早く、というのが。でもこの本は、作家のアクの強さがふんだんに入っていて、専門家も出てくるから知識もそれなりにつくけれど、何より楽しい。日本の神話世界のハチャメチャなところ、理解不能なところを、まるごと楽しんでしまおうという、享楽的な本です。タイトルも程よいズレ加減。
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購入金額
1,365円
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購入日
2011年04月頃
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購入場所
島根県立古代出雲歴史博物館
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