ドラムを始めた頃に買った元も古い機材の一つ。
練習スタジオでのシンバルの音に嫌気がさして、シンバルを買いそろえた私。ハイハットとライド、クラッシュなど基本のシンバルが揃った次に手を出したのがエフェクトシンバル。曲中ここぞ!というときに使う変わった音のシンバルで、多用はしないためシンバルセットの中では最後に手を出すカテゴリーとなる。
そんなエフェクトシンバルには穴あきのものから極厚で反りのないプレート状のもの、リベットを打って加工したものなど各社工夫を凝らして様々なスタイルがあるが、最も一般的なものは3種。薄くて短い高音のアクセントシンバル「スプラッシュ」、小さいわりには厚くて濁りのない澄んだ音がする「ベル」、そして縁が反り返りオリエンタルな音色がする「チャイナ」。
SWISH。今はA.Zildjianのラインから落ちているこのエフェクトシンバルは「チャイナ」シンバルに属する。現在も販売されているA.Zildjianのチャイナシンバル(つかSWISH廃番になって発売されたので後継)であるChina High/Low(一時期"China Boy"と呼ばれていた時期もある)とは音の傾向は異なる。China High/Lowがどちらかというと「グゎカーン」というお寺で聞くような東洋的な音が強いのに対して、SWISHは「ヂュアぁぁン」とクラッシュ系の濁りのある音。
China (Boy)ほどアクは強くないのでポップ、ロック系でも溶け込み、1曲で複数回叩いても何とかおk。ま、その分音の「通り」はChina (Boy)に及ばず、「ここぞ」度は譲るので一長一短かな。
でもこの時代のクラッシュ音が強いSWISH、探している人も結構いるらしくオークションなどでは高値安定。この品は第1期シンバル買い込み時代の最後に購入。本品は購入店の在庫品で格安で入手できた。新品購入の「白抜き」、最後の1枚です。
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購入金額
20,000円
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購入日
1984年頃
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購入場所
ドラムシティ
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