レビューメディア「ジグソー」

CNPS9900MAX VS CWCH50-1

◆◇◆ 製品について  ◆◇◆
見た目は、今までのZALMAN製CPUクーラーらしい形状です。
純銅+パールクロムメッキという事で、ピカピカで綺麗ですね。
BLUE LED ですが、光物好きな方には向かないかもしれない程、シックな輝き(明るさ)ですね。
見た目の欠点と言えば、ケーブルが剥き出しって所くらいでしょうか?
cnps9900max-1
cnps9900max-1

cnps9900max-2
cnps9900max-2

cnps9900max-3
cnps9900max-3



◆◇◆ 冷却性能検証 ◆◇◆
早速ですが、冷却性能比較をしました。
比較CPUクーラーは、一世風靡した簡易水冷 CORSAIR CWCH50-1 です。

ラジエタをファンでサンドした、外排気仕様のメインPCの構成は下記を参考願います。

CPU:INTEL C2Q Q9550
CPUクーラー:CORSAIR CWCH50-1
MB:GIGABYTE GA-EP45-UD3R
MEM:UMAX Pulsar DCDDR2-2GB-1066OC + 青鳩2Gx2
SSD:INTEL X25-V x2(RAID0)
HDD:WD WD10EADS00M2B0
VGA:MSI N250GTS-2D1G
OS:Win7 Pro 64Bit
ケース:CORSAIR CC-600T
電源:Corsair CMPSU-750HXJP


CNPS9900MAX BLUE LED は、後方排気方向で取り付けしました。
INTEL系は上方向の取り付けが可能

 温度測定方法 
どこでも温度計にて、MB上のヒートシンク及びメモリーのヒートスプレッダーの温度測定。
HWMonitorにて、温度データ測定。
測定ポイント
測定ポイント




☆★☆★ 測定環境等  ☆★☆★
いつも使う環境に設置した状態で測定。
メタルラック中段に設置してます。
使用したグリスは、付属品では無く ARCTIC COOLING社のMX-2 を使いました。

1)PC起動後の安定時の温度
2)OCCT中の温度
3)OCCT後の安定時の温度
以上、3つの条件で比較測定しました。

なお、CNPS9900MAX BLUE LED には、抵抗を挟む事によりファンの回転数を落とす、静音モードがありますので、そちらも測定しました。


☆★☆★ 比較結果 ☆★☆★
CWCH50-1の測定時は、室温18℃です。
CNPS9900MAXの測定時は、室温19℃です。

 ◆ PC起動後の安定時の温度
CWCH50-1 / CNPS9900MAX(抵抗無) / CNPS9900MAX(抵抗有)

ヒートシンク 35.7 / 28.5 / 30.5
メモリー 36.1 / 32.8 / 32.3
システム 35 / 34 / 36
CPU 20 / 21 / 22
Core#0 24 / 24 / 28
Core#1 32 / 32 / 32
Core#2 37 / 37 / 37
Core#3 37 / 37 / 37
VGA 39 / 39 / 40
アイドル中
アイドル中




 ◆ OCCT中の温度
CWCH50-1 / CNPS9900MAX(抵抗無) / CNPS9900MAX(抵抗有)

ヒートシンク 41.9 / 37.2 / 37.2
メモリー 45.9 / 41.6 / 43
システム 38 / 36 / 37
CPU 44 / 41 / 42
Core#0 45 / 43 / 44
Core#1 40 / 38 / 38
Core#2 40 / 40 / 38
Core#3 44 / 44 / 41
VGA 41 / 41 / 41
OCCT中
OCCT中




 ◆ OCCT後の安定時の温度
CWCH50-1 / CNPS9900MAX(抵抗無) / CNPS9900MAX(抵抗有)

ヒートシンク 37.8 / 33.3 / 31.2
メモリー 38.5 / 36.5 / 36.6
システム 37 / 36 / 36
CPU 24 / 23 / 23
Core#0 29 / 28 / 27
Core#1 32 / 32 / 32
Core#2 37 / 37 / 37
Core#3 37 / 37 / 37
VGA 40 / 40 / 40
OCCT後
OCCT後





☆★☆★ 冷却能力結果から分る性能 ☆★☆★
比較グラフを見て頂ければ、一目で分るように簡易水冷のCWCH50-1より冷えます。
特に、簡易水冷の弱点であるCPU周辺の温度が4~5℃程下がっています。
メモリーの表面温度も下がっていますので、エアフローによる周辺冷却が出来ているんですね。
その上で、OCCT中の温度も同等以上の冷却性能があります。
水漏れの心配もありません。
ただ、ファン交換が出来ないので、カスタマイズは出来ませんが・・・

抵抗有が抵抗無より冷えている場面がありますが、グリスが馴染んで来たのでしょうか?

☆★☆★ 動作音について ☆★☆★ 
CWCH50-1は、水冷の為にジージージーとポンプ音がします。
交換後は、当たり前ですがジージー音はしません。
ただ、静音になったかというと、CC600Tのケースファン音もありますので、ほぼ同等な気がします。

動作音については、動画の最後の方に載せていますので・・・比較しても、分りませんが

抵抗を挟む事により最大回転数が下がりましたが、ほぼ違いが分りません(汗)


◆◇◆ 取り付けについて ◆◇◆
大きな冷却フィンのおかげで、PCケース内での取り付けは骨が折れました。
骨折はしませんよ
比較的内部の広いCC600Tでコレなので、普通のケースの場合は大人しくMBを取りだして作業してください。
cnps9900max-4
cnps9900max-4



◆◇◆ 最後に ◆◇◆
冷却性能に文句はありませんね。
ただ、私は300W級のCPUを持っていませんので検証出来ませんが、ミドルクラスのCPUでは満足行く冷却性能があるのでは?と思います。
取り付けに若干手古摺る以外は、特に不満点はありません。
  • 購入金額

    0円

  • 購入日

    2010年12月頃

  • 購入場所

コメント (12)

  • ガトーさん

    2011/05/02

    ケース内部の写真を見ていてふと気がついた事が・・・
    ケースのM/B取り付け面に空いている穴って、ケーブルを逃がす為の物だったんですね!(驚)
    リビングPCを作った時のレビュー画像を見て見ると、たしかによさげな位置にそれぞれ穴が開いていました。いや、盲点でした。勉強になりました。ありがとうございますm(_ _)m
  • 愛生さん

    2011/05/02

    ガトーさん
    MB周辺の穴は、裏配線用の穴ですね。
    電源ケーブル等を、ケース背面に逃がして必要な所から出すと、エアーフローへの影響が最小限に出来ます。
    Corsairのケースは、特に裏配線がし易いですね。
    ただし、裏配線の場合、ケーブル長が足りなくなる場合が有ります。
  • リーダーさん

    2011/05/12

    裏配線ってzigsowにくるまで知らなかった単語です(苦笑)
    愛生さんには色々教えてもらおうかなw
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