ドラムを始めた頃に買った元も古い機材の一つ。
練習スタジオでのシンバルの音に嫌気がさして、特にアクセントで使うクラッシュシンバル(別名サイドシンバル)系から揃えていった私。次にポップ~ロックでは一番叩くシンバルであるハイハットを購入。
結果、クラッシュ2枚、ハイハット1組がそろった。ここで当然(?)次はライドシンバルへと突入した。
ライドシンバル...別名「トップ」シンバルと呼ばれるように、実はJAZZでは最も多用されるシンバルだ。シンバルレガートと呼ばれる奏法で曲中ほぼ切れ目なく叩かれる(チ~ンチッキ・チ~ンチッキ)。比較的粒が立っていて減衰が長い音。また叩く位置によりかなり多彩な音が出る。アクセントに過ぎないクラッシュ(サイド)シンバルと比べて、曲調に与える影響も大きく、一般的にクラッシュシンバルより重さなどのバリエーションは多い。
その中で私が購入したのは「Medium Ride」=中ぐらいの重さのライド。このライド、最も基本的なRideでオールラウンダー。JAZZっぽいシンバルのボウ(縁でもカップ(中心の穴が開いているあたり)でもない中央部)でのレガートも粒立ちがあるし、ロックで多用されるカップの「カーン」という音の通りもソコソコ。なんにでも使える。 ジャンル選ばず。会場選ばず。
一般的にドラマーが1枚ライドシンバルを選ぶとしたら普通はこれ。
ただ、あとあと使ってみるとこのオールラウンダーなのが災いして、当時友人達が使っていたロックライドほどカップの通りが良くなく、カップがないフラットライドほど繊細でもない。自分の極端な性格とやった音楽からすればもう少し粒立ちがよいPING RIDEでも買えば良かったかなぁ、なんて思ったり。
それでもやっぱり頼りになるヤツではあるのですが。
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購入金額
25,000円
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購入日
1983年頃
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購入場所
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