●maxell Zipドライブ ZIP-D100PA2
Zipメディアも販売していたmaxellブランドのパラレル接続のZip100ドライブです。Zipと言えばブルーの本体カラーが特徴ですが、こちらの本体はアイボリーとなっています。ドライブ自体はmaxellが製造していたのかアイオメガのOEM品なのかは不明です。
ジャンク品を入手したので箱などは無く”ドライブ本体、専用パラレルケーブル、ACアダプター(+電源スイッチ)”のみでした。ただ本体は使用感も無くかなり状態の良い物でした。
<スペック>
・型番:ZIP-D100PA2
・インターフェース:パラレルポート
・対応ディスク:100MB
・回転数:2941rpm
・キャッシュ:32KB
・消費電力:5W
・コネクタ形状:D-SUB 25pin
●WinXPへの対応について
WinXPでパラレルポートのZipドライブを利用可能との情報を得たので、パラレルポートを搭載しているMSI KM4M-L (Socket A)に接続し動作するかテストしてみました。
Zipドライブの認識のさせ方ですが”コントロールパネル>システム>デバイスマネージャ”からパラレルポート(LPT1)のプラグアンドプレイを有効に変更すると自動でZipドライブを検出しドライバーがインストールされて利用することができました。
●VistaとWin7への対応について
我が家のPCでVitaとWin7をインストールしているものに関しては、すでにレガシーフリー化してありますのでテストできる環境がないため動作テストは行っていません。
●ベンチマーク
定番のCrystalDiskMark 3.0.1とZip100メディアを使用して転送速度を計測してみました。(写真3)
メディアは所有していないので別途入手したZIP TOOLディスク(Zip100)を使用しています。ドライブが低速なので計測は50MBで1回に変更しています。
Zipドライブはメディアとドライブ間の転送速度は1.4MB/sとのことですが、低速のパラレルポートを使用している関係でシーケンシャルリードライト共に約0.3MB/sと非常に低速な結果となりました。
パラレルポート用ZIPドライブは非常に低速なことがわかりました(^-^;
●感想
偶然にもsocketAのマザーボードにパラレルポートが付いていたので動作テストを行うことができました。15年近く前の製品がいまでも動作するのには驚きです。
Zipドライブの売りの高速な書き込み性能についてはパラレル接続では発揮できていないのは残念ですが、当時はPCに必ず付いていたパラレルポートを利用することでSCSIカードなどを別途用意する必要が無く、安価なリムーバブルメディアということで需要はあったと思います。
この製品の年式は不明ですが1995年以降に製造されたドライブは”死のクリック現象”が起こる可能性があるようですので何時まで動作するか分かりませんが、とりあえず動作したということで記念に倉庫で保管しておく予定です。
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購入金額
210円
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購入日
2011年04月頃
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購入場所
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