レビューメディア「ジグソー」

2GHzを越えたFSB 333MHz版の皿です

懐かしいSocket A用CPU”AMD AthlonXP 2600+”です。数年前に中古ショップのジャンクコーナーで発見し購入しました。

先日AthlonXP 2500+と共に譲りうけたマザーボードを使用して動作テストを行ってみましたので簡単に紹介したいと思います。


●AMD AthlonXP 2600+
製造プロセスを180nm(Palomino)から130nmにシュリンクしたThoroughbred(サラブレッド)コアを採用した第5世代のAthlonです。

AthlonXPシリーズはロットによりパッケージの表面処理が異なるのですが、手元にある物は茶色で表面に配線が透けて見えないバージョン(旧パッケージ)でした。AthlonXP 2600+はFSB266MHz版とFSB333MHz版の二種類が存在しているようですが、こちらはFSB333MHz版です。

<AthlonXP 2600+ スペック>
・実クロック:2.08GHz
・FSB:333MHz
・L2 Cache:256KB
・パッケージ:Socket A
・製造プロセス:130nm
・電圧:1.65V


●倍率変更について
若干コア欠けがあるのとマザーボードを持っていなかった関係で、今回初めて動作テストを行ってみました。動作の方は問題なく安定していますが他のCPU同様にMSI KM4M-Lではソフトウェアでの倍率はできませんでした。

このCPUは製造ロット的に確実に倍率変更に対応しているのでマザーボード側の問題で倍率変更できないようです。


●ベンチマーク
環境的に3Dベンチを回す性能は有していないのでSuperPI 100万桁のスコアを計測してみました。

<AthlonXP 2600+ @2.08GHz>
・SuperPI 104万桁:65.203秒

スコアは1分台前半です。シングルスレッドなら十分な性能と言えると思います。


●消費電力
ワットチェッカーを使用してアイドル時とSuperPIの2パターンで消費電力を計測してみました。

<消費電力>
・アイドル:91W
・SuperPI:107w

KM400のIGPを使用しての消費電力ですので意外と消費電力は多い・・・というのが感想です。


●感想
FSB333MHzに対応したAthlonXPシリーズとしてデビューした上位モデルで発売当時の価格は4万円前後でした。Palominoコアから順当にクロックを伸ばし2GHzの大台に到達したCPUですので他のAthlonXP CPUとあわせて記念に保管しておく予定です。
  • 購入金額

    0円

  • 購入日

    不明

  • 購入場所

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