プログラマ、エンジニアは
皆、このマシンで育った。
皆、このマシンに熱中した。
今、蘇る栄光のマシン
PC-9801!
という煽り文句から始まります。
もちろん、10年前の現役プログラマでは確かにその通りだったと思います。
オマケに大戦略IVが入っております。これはシリーズの中での傑作のひとつです。
(もう一つは、キャンペーン版大戦略II)
さて、今回の熱い話がありますが、いくつか…
・"Vシリーズ"CPU開発者が語る Intel社8086の上位互換CPU、NEC「V30」誕生秘話
V20/30 には 8080エミュレーションが入っていました。
8085やZ80で拡張された命令セットがサポートされていない。パソコンとしては、Z80ベースの8bit機がシェアを持っているから Z80エミュレーションなら理解できるのですよね。
いまさら誰が必要としたんだろうか?って疑問が当時からありましたが、
どうやら要求したのはパソコン部門とワープロ部門だったようです。
ただし、Z80で必要な裏レジスタを用意するにはタイミングが遅かったようで、8080になったようですね。
文豪ミニ5系に搭載した V20を高速な8080として使ってたようですが、
mini5は、あるキーの同時押し+電源ONで CP/M2.2が起動します。
なるほど…そうだったか。腑に落ちました。
8080→V30への復帰のためにコードが追加されていますが、ヤマトの真田さんとか、最近だとJAXAのはやぶさエンジン担当 國中教授のようなもんで、こんなこともあろうかと最初からZ80の未公開命令等にもぶつからないように配慮していたようです。
後に88VAでμPD9002でZ80Aエミュレーションが可能になりますが、ちゃんと配慮が役立ったんですね。
後のV60/V70/V80にはフォールトトレラント機能があり、交換機などで使われたようですが、
さらに NASDA が H-IIA の誘導制御用に V70を使っていたって話も載っています。
国産で!っていう意気込みがあったようですね。
今ではV20/V30のなれの果てはルネサスでV850系やソフトウェアCPU IPとして使われているようですね。IntelはソフトウェアCPUにすることはないだろうし、8086ならIntelは裁判負けているから、採用されても訴えることはないし。
x86 それも16bitコードでってことなら、いいチョイスでしょう。
・PC-9801開発現場の8つの秘密
速さは力… 9821Ap/Asなどの起動時のピポってなるビープ音は演出のためだけに短くしたそうな。
それと、Ap/AsなどのBIOSで漢字ROMまわりを操作するところをWindowsでは使わないからって、far jumpにして、それ以外で、高速化したいところを near jumpに書き換えたそうです。
そりゃ near jumpのほうが速いですからねぇ。
なんて努力してたんでしょうね。
・FMPとPMD
FMPのGuuさん, PMDのKAJAさん。
FMPはいいプレーヤーでした。今でも FMPMD (Win7 64bitでもちゃんと当時のデータが動きます..)でお世話になっています。
しかし正式名称があったとは…
・伝説の音源ドライバ「テルプシコラ」を語る
FFなどでも音楽をやられている崎元仁さんと、岩田匡治さんの話ですが、
ここで登場するテルプシコラ… 非常に懐かしいものです。
三人しか使いこなせない… そうだと思いますよ。あれは。
いい音がするんですよね。FM音源パラメータだけで音がイメージできるがやるからできるのであって、凡人には使えませんよねぇ。
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購入金額
2,940円
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購入日
不明
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購入場所
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