レビューメディア「ジグソー」

名作との呼び声が高い《白ドラ》

1986年にハドソンから発売されたファミコン用のアクション&シューティングゲーム。

 

本作は『ドラえもん』を題材にしたゲームの中でも名作との呼び声が高く、後にエポック社から発売された『ドラえもん ギガゾンビの逆襲』と区別するため、ROMカセットの色から《白ドラ》と呼ばれています。

 

ゲームは3本の長編映画(宇宙開拓史大魔境海底鬼岩城)を下敷きにするもので、それぞれの映画に基づく3つのステージが再現されています。また、本作最大の特徴ですが、第1ステージ(開拓編)はトップビューのアクション、第2ステージ(魔境編)はシューティング、第3ステージ(海底編)はサイドビューのアクションと、ステージによって異なるシステムを楽しめます。

 

いわゆるキャラゲーは当たり外れが大きいのですが、さすがはハドソン! 原作の世界観を壊すことなく、素晴らしいゲームを製作してくれました。例えば、どら焼きでドラえもんの体力を回復したり、秘密道具で攻撃力をパワーアップできます。

 

難点と言えば、2つの点が挙げられます。1つ目は、ゲーム中のヒントが殆どないこと。これは当時、コロコロコミックなどで攻略情報が掲載されたためです。今であれば、ネット検索で何とかなります。2つ目は、コンティニューができないこと。こちらの条件は厳しいように感じますが、当時の常識として裏技のコマンドが隠されています。

 

たかが『ドラえもん』ゲームと侮ることなかれ。難易度は意外と高めで、やり応えも十分にあります。興味を持たれた方は、ぜひ一度プレイしてみてください。

  • 購入金額

    5,500円

  • 購入日

    1986年12月12日

  • 購入場所

27人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (4)

  • 由樹さん

    2013/12/21

     2面が好きです
    しかし、面セレクトの裏技でやると
    装備がないので
    結局、最初からやらないと好きな感じに遊べないという
    そういう不便さはありますけど、ゲームとしては面白いですよね。
  • 千里一歩さん

    2013/12/21

    由樹さん

    2面と言うと、シューティングステージですね。ドラえもんの定番であるタケコプターでの飛行は、私もお気に入りでしたw

    ファミコンは不条理なゲームも多くて、それらに比べると本作はよく出来ていたと思います。子供向けにしては、ちょっと難しく感じましたが^^;
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