少し前には5インチベイに収まるユニットにDRAMを挿し、通電状態を確保して(データ保持を出来るようにして)ハードウェアのストレージとして機能させていた物があるようだが…SSDが流行っている今(←そこが原因なのかは適当)あまり需要がないのか、ぱったりその手の製品は見ない。
メインメモリを使うので、何より高速なのがRAMDiskの特徴である。
ベンチマークを見て戴ければわかるが、一般的なSSDにも全く引けを取らない速度は圧倒。シーケンシャル・ランダム共にかなり高速だ。
しかしメインメモリの一部を借りているだけなので、当然ながら何かしらのバックアップを取らないと電源が落ちると同時に中身も蒸発してしまう。それが一番の欠点といえば欠点だ。
RAMDiskソフトとしては他にGavotte Ramdiskがあるが、64bit版のWindowsではVista SP1より"署名のないドライバはインストール出来ない"という制限がある為、以前のXP 32bit環境では利用していたもののWin7 64bit環境では利用できなかった。
その点に関してこのDataram RAMDiskは対応しているので、Windowsの64bit環境でもセキュリティ面を脆弱にすること無くRAMDiskを使用できるのは大きなポイント。
他にもこのソフトは、システムのシャットダウン時にRAMDiskストレージの内容をイメージファイルとして他のストレージにバックアップ、次回起動時にRAMDiskに書き込む事によりRAMDiskの問題点であるデータの蒸発に対策している事もうれしいポイントだろう。
もっとも私はRAMDiskをブラウザのキャッシュを置くほかにもダウンロードフォルダとして使っているので、シャットダウンの度に全て綺麗さっぱりしてくれた方がいいのでバックアップ機能は使っていないのだが…。
とっておけばいつか使うかな…とPC内でも物を捨てられない、私の悪い癖の所為である。
現在は12GBのメインメモリの内1.5GB程(数値は適当に決めた このソフトでは4GBまで指定出来る様。)をRamdiskに割り当て、先述のブラウザのキャッシュ保存先をRamdiskにしてロードを速くしたりSSDへの負担を減らしている他、イメージ書き込み機能を利用してRamdisk上で動かしたいアプリケーションの入ったフォルダをシステム起動時に書き込む様にしている。
ちなみにRamdiskに書き込んでいるアプリケーションのショートカットをスタートアップに登録しているが、イメージを書き込むタイミングがスタートアップより速いのかスタートアップで問題なく起動している。
Windows7ではSSDの扱いが上手いようなので、XPの時の様にシステムキャッシュの置き場所までが変更しないでいい様だが…、その辺は後々検証したい。
イマイチ使い方が難しいかもしれないRamdiskだが、いちいち保存しておく事もないフリーソフトやファイルなどのダウンロード先として設定しておくと、特に捨てられない人には無駄なファイルが増えずにすむ。
ブラウザのキャッシュ保存先として使い、SSDへの読み書きを減らして長持ちさせる事にもつながるだろう。
是非この機会に大容量メモリを積んでいる方は、簡単に手に入る爆速ストレージを生かして戴きたい。
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購入金額
0円
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購入日
2011年09月01日
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購入場所
ダウンロード フリーソフト
退会したユーザーさん
2011/09/04
自分も使っております!主にフォトレタッチの仮想ディスクに充ててますが、あればある程便利!なのでドンドン使ってます!
「これ!」という決定的な使い方のないRAMDiskだけに用途が色々考えられますよね!
miraさん
2011/09/05
フォトレタッチソフトですかー。
その辺はメモリも食うみたいですし、HDDアクセスも頻繁も様ですし 上手く使えてそうですね!
そうですねー、色々使い道が考えられて楽しいです。