第一世代のWesternDigital Raptorですが、最初に発売されたWD360GDと比較すると速度が大幅に向上している製品です。
初代のWD360GDはSATA HDD初の10,000rpm製品ということで、速度性能も大いに期待された製品でしたが、実際に使ってみるとSATA HDDとしてもそれほどずば抜けた速度というわけでもなく、同じく10,000rpmのUltra160 / Ultra320 SCSI HDDと比較した場合には、1つ前の世代の製品と同等という程度の速度性能でした。
私もWD360GDに期待して、色々と環境を揃えて発売と同時に購入したものの、シーケンシャル速度でも50MB/s程度の値しか得られず、妙にがっかりしたという印象が残っています。↓は全てWD360GDのために用意したようなものでしたから。
このWD740GDも、最初はWD360GDの容量を増やしただけと思って興味がわかなかったのですが、実際に使った方のレポートでWD360GDよりも随分速いという結果であったため、そのうち買おうと思っていて、そのまましばらくは入手出来なかったのですが、この(当時としては)格安品を見つけて購入したのです。
確かに使って見るとPC-9821上でも70MB/sに迫る値を叩き出してくれて、初期のWD360GDとは一線を画す性能を発揮してくれました。
ただ、この時期にメインPCもPC/AT互換機へと移行してしまったため、このHDDは結局PC-9821上ではなく、新たに組んだメイン用途の自作機で使われることになり、後に後継モデルのWD1500ADFDに交換するまで使われました。
入手当初は十分に速く感じたこのHDDも、WD1500ADFDと比べると随分遅く感じられ、HDDの進化を実感させられたものです。
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購入金額
5,470円
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購入日
2005年09月23日
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購入場所
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