水野さんはGT-Rの開発チームのリーダーだったと言うことで、組織の動かし方等の事が主に書かれています。こういった車を、エンジン・ミッションから新規に開発する場合、一般には6年かかるとされている所を3年半で、さらにコストや人員も常識の半分で成し遂げている事からも、彼が書いている事というのは正しいと思います。
全体的に、自分の考えの上を行く内容ですが、一番印象に残っているのは、本当の意味の適材適所をするという事です。GT-Rでは、固定観念や、新しい素材等には流されずに、一番GT-Rに適している材料が使われています。ボディに使う材料は、フロント部分はカーボンで、側面部分はアルミニウムと言う風に複合素材になっています。そして、それらは全て根拠に基づいて決められています。天板はCFRP、ベースカバーはマグネシウム合金で作られているThinkPad 600に似た物を持っている気がしました。
発売から3年が経ったGT-Rは、東京オートサロンでも盛り上がりを見せているようです。
http://car.watch.impress.co.jp/docs/event_repo/2011autosalon/20110115_420666.html
写真のような特異なエアロパーツも作られ、楽しめるスーパーカーという面も出ていると思います。また、ニスモがサーキット専用モデルを発売するとのことです。
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購入金額
1,470円
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購入日
2011年01月04日
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購入場所
京都 イオンモール内の書店
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