レビューメディア「ジグソー」

音質がすばらしく、すっかり音楽聴くのPCがメインになっています

新調したPCのスピーカーを物色していた購入当時、それまで使っていたBOSE(MediaMate)つながりでちょうど限定再発されたBOSEのM3を並んで買うか、未発売のこいつを待つかで悩みました。

音:BOSEは今まで使用していたMediaMateで聞き取りやすく音場作りがうまいことはわかっていました。M3は聴いたことはないものの同系統廉価版のM2がMediaMateの半分くらいしかないボディーからよくこれだけの情報量がというのを実聴していたのに対し、KRIPTONも本機は未発売ながらホーム用KX-3のサイズを超えたすばらしさはピュアオーディオコーナーで確認済みでしたので実機はわからないまでも推定性能としてはイーブン。

価格:再発BOSEの49,980に対して49,800でほぼイーブン。

レア度?:M3は現ユーザー数は多いものの生産中止後の最終再販600セットに対して、KS-1HQMは未発売でオンライン販売のみの少量生産でやはりイーブン。

結局内蔵DACへの興味と「まだ誰も手にしたことのない」というレア度に惹かれこっちを選択。

発売日には休みを取って開始時刻前にPCの前でスタンバイ。無事特典(楽曲ダウンロード権)付きの初ロット50機の1台をゲットしマスタ(シリアル7番)。

モノが届いてみると非常に作りがよく、三点支持のインシュレータ付属のスピーカー台(写真2点目:これ本体より重いです)、入力端子も豊富に用意されています(写真3点目:左からUSB-DAC、光デジタル、アナログの3入力と電源、左スピーカー端子)。また電源はアダプタで外出しですがそこからの電源ケーブルがまたゴッツく安定感あり。
電源ケーブルは別売もされている高級OFC電源ケーブルPC-5
電源ケーブルは別売もされている高級OFC電源ケーブルPC-5
また前面は輸送用保護ビニールが貼られた鏡面仕上げで小さいながらすごい高級感。さすが本漆塗り塗装、西陣織スピーカーネットの製品を発売したこともあるKRIPTON、コダワリが尋常でないです。
表面は鏡面仕上げ
表面は鏡面仕上げ
ここまでで「高品質な工業製品」であるM3に対してプレミアム度は完全凌駕で、すでに所有満足度ゲージは振り切れています。
形も特徴的
形も特徴的
肝心の音ですが、これも期待を裏切らないモノでした。音場はPC用ですので若干ニアフィールドではあるものの、透明感、緻密感、低ノイズ、高音圧とすばらしいできばえ。今までのMediaMateや試聴経験のあるM2と比べると中域の押し出しはやや譲るかもしれませんが、高音域ののびと作り物感がない伸びた低域はとても2.5インチ(6.35cm)スピーカー一発とは思えません。シングルコーンなので、音の発点も散らばらず至近距離で聴くことが多くなるPC用スピーカーとしては逆に利点となります。

パワーも片側25Wもあり、食事の時に音楽流す場合なども今はメインのオーディオでなくこっちを立ち上げるほど。

入力別ではUSBとアナログは似た音質傾向ですが内蔵DACを用いたUSBの方がより高音質(高域側ののびがある)です。←結局PC内のオーディオボードはヘッドホンしか使わない状態に..(光デジタルはこのスピーカーのところまで引っ張れる長さのケーブルを持っていないので未検証)

本体に突起が一切無く一見「リモコンがないと何もできない」と見えますが、実はランプがつく部分はタッチセンサーになっていて直接本体で操作することができます(電源/音量/入力切換とすべての操作が可能)。
ライト部分はタッチセンサーも兼ねる(下:電源/上:入力切り替え⇒アナログ入力選択中)
ライト部分はタッチセンサーも兼ねる(下:電源/上:入力切り替え⇒アナログ入力選択中)

非常に満足度が高く、限定のM3を逃したことに悔い無し!(←一応発売日夜にサイトを未練たらしく覗いたらしい(-_-))と言い切れる逸品でしたが、難点をあげるとすれば3点。
・写真にも写るリモコンが本体と完全アンマッチの安っぽい仕上げで、また重量感もない薄っぺらいモノでなくなりそう。
・前面にネットがないので万一のこと(落下など)があると逝っちゃいそう。
・前述のタッチセンサーは表示や位置がわかりづらい(よく見れば黒地に黒文字で書いてあったり、センサー部の厚みが異なるのでわずかに飛び出ていますが)。

ただこれら3点も1点目は本体で操作をすればよいので問題なし(実際PCの前で音量調整などを行うのでリモコン捜すより本体触った方が早い)で3点目も慣れなので2点目だけですかねぇ

PCの音に不満がありサラウンド系でなくピュア系に攻めたい場合は絶対悔いのない選択です。

※接続USBケーブルを交換しました。



★性格の異なるPC関連スピーカー、ONKYO DLNAワイヤレススピーカー GX-W100HVと比較記事を書きました。



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KS-1HQM仕様
スピーカーユニット : 6.35cmフルレンジ
スピーカー寸法 : 幅86mm×奥行き105mm×高さ170mm
パワーアンプ : デジタル50W
入力 :USB-DAC 96kHz/24bit、アナログ(ステレオミニジャック)、光デジタル(96kHz/24bit)
電源ケーブル : 無酸素銅線ケーブル2m
オーディオボード寸法/重量 :幅100mm×奥行き120mm×高さ50mm
インシュレータ : φ20×t5ハイカーボンスチール
消費電力 : 57W
総重量 : 3.6kg(内オーディオボード1.6kg)

KRIPTON Online Store
ASCII.jp:高音質PCスピーカー「KS-1HQM」は、テレビと一緒に使え!(紹介記事)
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・2011/02/03 写真差し替え
・2011/06/24 紹介記事リンク追加
・2012/02/19 高音質USBケーブル(0.6m) UC-KS0.6 へのリンク追加
・2012/05/08 写真追加 & GX-W100HVへのリンク追加
  • 購入金額

    49,800円

  • 購入日

    2010年06月30日

  • 購入場所

    KRIPTON Online Store

コメント (9)

  • CLWさん

    2011/11/07

    これは良いものですね。

    お値段も・・・重さも・・・(笑)

    CooooL!!
  • cybercatさん

    2011/11/07

    CLWさん、コメントありがとうございます!
    >これは良いものですね。
    音は実に気に入っています。
    >お値段も・・・重さも・・・(笑)
    PC用スピーカーと思っちゃダメです。
    「オーディオ」です(^^ゞ
  • ちゃなさん

    2011/12/17

     ご訪問いただき、持ち物にCOOLをいただいたお礼に少し解説を(^^ゞ うざかったら笑って読み飛ばしてください。


     メーカーにも詳しい説明は無く、仕様も従来のオーディオ風な用語で説明しているため本当のところは分かりませんが、推測してみると…

     USBやSPDIFからのPCM信号(デジタルデータ)を直接高い搬送周波数のPWM信号(電圧一定で搬送周波数でオンオフし、オンオフ比率を変える時間軸アナログ信号)へ変換し、そのままスピーカー駆動用定電圧をスイッチングしローパスフィルターを通す回路構成だと思われます。

     利点はDACが必要ないため信号の振幅データ劣化の心配が無い。また高価な高性能DACはいらないので価格を安く出来る事です。
    これでは従来のオーディオ用語しか知らないユーザーに対して説明が面倒ですから USB-DAC という新語を造ったのだろうと思われます。

     仕様の「パワーアンプ:デジタル50W」はかなり曖昧な表現ですが、従来からD級アンプの事をデジタルアンプと呼ぶ営業用キャッチコピーがあるため、それを利用したのだろうと思われます。D級アンプはA,B級とは増幅機構が違う方式ですがアナログアンプにかわり有りません。

     さらにこの商品の利点として使うスピーカーシステムを1種類に限定できるためD級アンプ出力部に必須なローパスフィルター回路の一部としてボイスコイルの巻き線を利用できる事です。おそらくそのような回路構成としていると思います。利点は使う部品数を減らせる事。それが音質に有利に働き、かつコストダウン出来る事です。

     少し難しいですが説明を試みます。
    出力直前のローパスフィルターは既にスピーカーを駆動するアナログ信号を扱うわけです。アナログ(振幅)信号は何らかの部品を通る毎に振幅信号が劣化します。そのため良い音を狙うと部品は高価になります。それは高価な部品が有るから音が良くなるのでは無く、劣化をなるべく少なくするために高価な部品を使わざるを得ないわけです。
    その一部をスピーカー自体に肩代わりさせる事が出来るため高価な部品を省略できる。それ故コストダウンする事が出来る。

     良い事だらけですが従来の振幅信号増幅とは全く違う技術ですので設計できる技術者が少ないせいか未だ商品は少ないようです。

    #何故最近まで”時間軸アナログ信号”を扱えなかったのか?
    正確に書こうとすると随分ややこしくなってしまいますので簡略に。

    半導体素子のスイッチングスピードが速い物を安価に使えるようになったのがつい最近の事だからです。また、オーディオ技術者にはアンプとは振幅信号増幅を振幅信号で行う物だというドグマから(いまだに)なかなか抜け出せないからでもあります(この本当の意味するところは最後に…)。

    アナログアンプが発明された頃の能動素子(真空管、トランジスタ等)が扱える周波数はとても低かったため振幅増幅しか構成のしようが無かったわけです。
    アナログ要素を時間軸に取るとスピード(高い周波数での動作)が必要です。パワーアンプなら大電力を扱えなければならない。従来は大電力ハイスピードデバイスは高価だった。

    従来技術である振幅信号をそのまま増幅する方法は実は大変なノウハウが必要で、それらの方々が大メーカーの設計室を担っています。時間軸スイッチングが良いと認めてしまっては彼らは用済み。それは絶対避けたい。振幅増幅こそピュアオーディオだと主張し続けなければ”既得権益”が失われる。どこかで聞いたような大人の事情ですね(^0^;)


    ややこしい事を書いてしまい失礼いたしました。
    色々謎も残ったかと思います
    例えば・・・ では、アナログ入力はどうやって増幅しているのか?とか・・・
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