性能を列挙すると、
周波数:1400MHz
FSB:133MHz
L2キャッシュ:512KB
電圧:1.45V
製造プロセス:0.13μm
当時のIntelのTualatinコアのCPUのラインアップとしてはPentiumⅢ、Mobile PentiumⅢ、PentiumⅢ-S、そしてCeleronがありました。全てのPenⅢのFSBは133MHzで、Celeronのみが100MHzであり、無印のPenⅢとCeleronのみが256KBのL2キャッシュを搭載し、他は512KBのL2キャッシュとなっています。なので、Mobile PenⅢと無印のPenⅢだと、Mobile版の方が性能が高いと思われます。
Pentium4が爆熱過ぎてノートPCに載せられないという問題があったので、Mobile版のみが延命される結果になり、高性能になっている、というのを見た気がします。Mobile Pentium4も出ていますが、性能は微妙とされており、ノートPC用のCPUはPentium Mまでちゃんとした物は出ていません。
さて、このPentiumⅢ-Sですが、後ろに付いている「S」はServerのSを表します。その名の通りサーバー用のCPUですが、普通のTualatinコア対応マザーボードで使うことができます。初めて名前を聞いた時、自分はSpecialのSだと思いましたw
性能ですが、通常の2倍のL2キャッシュを搭載している為、同クロックでも10%程度性能が違うそうです。また、後発のPen4がクロック重視の設計となっている為、1.6~2.0GHzぐらいの物だといい勝負になる気がします。まぁシステム全体で比べたら全く付いていけないと思われますが。
IntelはPenⅢの価格よりもPen4の価格を割安にまでしてPen4を売っていたそうです。
手元にSuperπ 104万桁の結果しかないのですが、WinXP Proで、定格で1分45秒、1575MHzへのクロックアップで1分32秒となっています。ちなみにAtom N270 1.6GHzだと1分53秒になるそうです。
ただ、Superπだけでは比較できません。それを示す物として、これの前に使っていた鱈コアCeleron 1.2GHzと、別のPCで使っている河童コアPenⅢ 800MHzのタイムは、それぞれ2分44秒と2分41秒となっていますが、当然鱈コアCeleronの方が快適に動作します。
自分の使用用途では十分な性能を出してくれているので、これからも長く使うと思われます。
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購入金額
2,000円
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購入日
2009年06月頃
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購入場所
ヤフーオークション
リンさん
2010/12/29
結局買わないで終わってしまったのですが><
PentiumIII系はクロック重視のPen4よりOSの動きがきびきびしていた記憶があります。
今はCore 2 Quad Q9550Sを使っている自分ですが、
紹介文を読んだらPenIIIを使いたくなってきました(笑)
名湯さん
2010/12/29
まぁ、自分が今ここに書き込んでいるのはPenⅢ 500MHz、メモリ448MBのノートPCなのですが。
このマシンはキーボードがお気に入りです。