先日、超望遠ズームレンズ用に、カーボン一脚を新調した。
その後、大阪への出張の機会があり、宿泊したホテルが伊丹空港の真ん前というロケーション。
今後こんな機会があるかどうか分からないので、出張の荷物よりも重い機材を持って出掛けた。
当然ながら、カーボン三脚とともに、一脚も持っていったのだが、伊丹では着陸機が頭上を通る。
そんな状況では雲台無しの一脚では役に立たなかった。
千里川の土手は最高のロケーションなのだが、初めての場所で、日没後の真っ暗な中だったので、三脚と手持ちで1時間程度撮影したが、その後は、空港展望ロビーに移動し、三脚メインで撮影した。
翌日以降も、展望ロビーから三脚と手持ちで撮影した。
その時の経験から、雲台を装着することにした。
もともと、一脚用のティルト雲台を買おうとも思っていたのだが、試し撮りをした際の野鳥撮影時は必要性を感じなかったため、雲台無しで使ってみることにしていた。
まず、手持ちの自由雲台を付けてみたのだが、レンズが重いと安定しないので、当初の予定通りティルト雲台を購入した。
マンフロットはイタリアの三脚メーカーで、ジッツオを並んで人気のブランドだ。
カーボン三脚などは高価だが、このティルトトップはリーズナブルな価格設定。
最大荷重は2.5Kgだが、三脚と違って固定がメインではなく、補助的な一脚ではあまり重要ではない。
https://www.manfrotto.jp/monopod-tilt-head-234
ワンウェイなので、左右にふらつかない
ティルト雲台は、一方向のみ可動のワンウェイタイプ。
サイドのツマミを緩めると、前後方向に可動し、レンズを上下に振ることができる。
自由雲台だと、固定を緩めることで前後左右に動かすことができるため、文字通り自由にカメラを振ることができる。特に三脚の場合は、構図の微調整が素早くできて便利だ。
ところが一脚の場合は、前後左右の動きが多少ならば一脚自体の向きや傾きで対応できる。
水平方向の傾きは、ー脚を垂直に立てれば良く、左右への首振りも楽だ。
モータースポーツ等、左右への動きがメインのものは、雲台無しのー脚が撮りやすい。
一方、飛行機や頭上を飛ぶ鳥は仰角方向の動きが大きく、雲台が無いと対応できないのだが、この時に、水平方向に傾くことが無いティルト雲台のほうが構図が決めやすいのだ。
軽いレンズの場合は自由雲台でも良いが、重いレンズの場合はティルトのほうが使いやすく感じる。
シンプルだが、固定力も充分
マンフロットのティルト雲台には、この234の他に、クイックシュータイプの234RCもあるが、あえて固定シュータイプにした。
https://www.manfrotto.jp/monopod-quick-release-head-234RC
マンフロットの製品と言っても、このティルト雲台の造りは特に良くはなく、高級感はない。
固定ネジは、1/4インチへの変換アダプタが装着済みなので、細ネジ/太ネジを問わず装着可能だ。
カメラ/レンズ側は、標準の状態では細ネジになっているが、反転させれば太ネジに変更可能。
これだけの造りで、価格なりとも思えるが、脚、カメラ/レンズともにシッカリと固定され、また固定レバーでの固定も意外とガッチリ止まるので、不安定さはなく、安心して使用できそうだ。
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購入金額
2,581円
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購入日
2016年10月24日
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購入場所
ビックカメラ 名古屋駅西店
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