オンラインゲーム専用PCを作ろうと思いいろいろなGPUを模索中です。
オンラインゲーム専用と考えれば、DirectX8,9世代のものがまだまだ中心で、グラフィッククオリティはそれほど重要ではないので、それ専用と考えるとそれほどマシンスペックが必要なわけではありません。
そこで、今回は、オンラインゲームを楽しめる小型PCを作ってみようかなと思い、MSI 5670を掴んでみました。
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[ 検証時のパーツ構成 ]
CPU:Core i7 920
CPUクーラー:PROLIMA TECH Megahalems Rev.B
M/B :EVGA Classfied E760
メモリ:センチュリーマイクロ CK1GX3-D3U1333
ビデオカード:MSI R5670
SSD:Intel X25-V SSDSA2MP040G2R5
光学ドライブ:バルク DVD-ROM
電源:Scythe ENERGIR 1000W
ケース:CoolerMaster Test Bench V1.0
OS:Microsoft Windows XP Home 32bit
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[ 検証結果 ]
このカードの特徴は、ミドルロウの最上位でありながらロープロ対応でかつ、MSIお得意のTwinFrozrという専用のFANを搭載している点にあります。
このTwinFrozrですが、僕の固体で聞いている分には音は殆ど聞こえません。軸音も非常に静かです。
ヒートシンクに厚みがありますが、スロット2つ占拠するほどではないので、小型PCにも十分取り付け可能です。
■GPU温度
アイドル:31.0℃
FF14ベンチマーク時:50.0℃
■FF14ベンチマーク
LOW:2584
※モニタが1400までしかないのでLOWのスコアのみ
HIGHのスコアについては、ミドルロウクラスだけあって掲載する必要もないかとw
■BIOベンチ
テストB:82.0fps
■ストーリートファイターⅣベンチ
SCORE:9694
AVERAGE:59.97FPS
■その他
付属ソフトのAfterburnerが非常に優秀で、このソフトだけでもかなりの価値があると言えます。
このソフトは、GPUのオーバークロックだけでなく、電圧の変更を行うこともできます。
オーバークロックについては、自己責任となりますが、このツールを使って電圧を少し上げてやるだけで775MHz→875MHzまでクロックを引き上げることができました。
さらにFANコントロール、メモリークロックの上昇、温度監視モニターなど、実に多彩な機能を有しています。非常に便利なツールです。
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[ まとめ ]
ミドルロウというポジションの製品ですが、なかなかのパフォーマンスに少し驚きました。
この性能ならば、オンラインゲームだけでなく、そこそこなHDRクオリティのFPSなども少し解像度やグラヂッククオリティを落とすだけで十分遊べそうです。
ベンチマーク中のGPU温度も50℃と低くTwinFrozrの性能の高さを見ることができます。
これだけ温度管理ができれば、小型ケースに組み込むのも怖くはありません。
このクオリティと扱いやすさ、そしてコストパフォーマンスのよさであれば、十分に買いと言える製品ではないでしょうか。
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購入金額
8,500円
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購入日
2010年10月31日
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購入場所