トランペット。おそらくFela自身の演奏だと思うが、結構やってくれちゃってるので聴いていて非常に楽しい。長い曲の展開で次々に色々な要素を出してくるので非常に楽しめる。そしてふと気づいたのだが、基本的に変調子が無いだけで、要素はZAPPの音楽に通じるものがあるんじゃないかと思った。
もちろん単純に聴き比べただけなら全然別物だ。ジャンルだって全く別だろう。だけど私がこのミュージシャンの作品を好むのは、こんだけ沢山の要素を曲に盛り込んでくる懐の深さとアレンジの力を持っている訳で、これをライブでやってしまう演奏力にも魅力を感じていることだ。聴いていて不安定感を感じるところが無いのだ。
ZAPPAとの違いは、曲の進行に従って色々な要素を出してくること。ZAPPAの音楽は一気に被せてくるので聴き取るのが難解だと普通の人は言うし、疲れるし、音楽に聞こえないと言う。一方Felaの音楽は曲が長い分色々な要素を順番に出して聴きやすい音楽でありながら色々な展開を聴かせられる。事実うちのかみさんでもFelaの音楽は南の国の音楽で陽気な音楽という印象を持った。
どっちが優れているとかそういう問題ではなく、音楽を表現する手法の違いなのだが、私はこの全く違った音楽表現手法のどこにそれぞれ魅力を感じているのだろうか?おそらく安定したリズムの上に乗っかったアレンジ、絶対的な安定力を持つ演奏力。そういうところに心地よさを感じているのだと思うが本当のところは私自身にも分からない。だけど共通点は見いだした。絶対的な安定感だ。
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購入金額
2,000円
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購入日
2010年02月頃
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購入場所
ブックオフ
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