CR-50の音が凄かった。
しかし、そのさらに上をゆく世界を一目見ておきたい。
山の頂上からの景色は一体どんなものだろう?
それを思うと毎日、悶々とした日々が続きました。
また、タイミングの悪いことに完動品が出品。
はっきりいって、金銭感覚マヒ。
清水の舞台から落ちて、両足骨折で3ヵ月の重体状態です。
これを買う金があったら、何が買えるかいろいろ悩みました。
アレも、コレも、コイつも・・・(笑)
DACだってイイの買えるじゃない(自問自答)
・・・
・・・
・・・
・・・、ということで、「龍さま」が届きました。
まず、出音。
感想から言いますと、
これはカセットの音ではありません。
中低音がどっしりしていて、タイト。
高音域は、耳が痛くなるほど青天井で伸びる感じ。
けれど、CDの音でもない。
昔のアナログオーディオの音がします。
これは、アナログ回路のおかげでしょう。
状態の良い個体は少なくなってきました。
また、カセットはもうシーラカンスのような存在です。(DATもだけど)
限りある余生を一緒に楽しんでいこうじゃありませんか。
懐古趣味と言われようとも、この音を一度聴いてしまったら・・・
金欠バンザーイ! orz.
引き続き、順次、詳細レポートします。
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購入金額
0円
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購入日
2013年11月12日
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購入場所
ヤフオク
mr_osaminさん
2013/11/12
合唱コンクールの生録を聴いてみた。
どわーっ!
生々しい、あの頃の記憶が鮮明に蘇ってくる。
コイツはなんという・・・
聴き終えて言葉なし。
CR-Xさん
2013/11/12
mr_osaminさん
2013/11/12
げるねおさん
2013/11/12
遥か昔に憧れた雲上の存在でした。羨ましい限りです。
ヘッドが片減りになりやすいらしいので、今後はスペアを探されるのが得策かと。どうか末永く可愛がってあげて下さいませ。
mr_osaminさん
2013/11/12
です、実物は予想外にキレイでした。
>今後はスペアを探されるのが得策かと。どうか末永く可愛がってあげて下さいませ。
え、
そのためにスペア確保ですか?(汗)
たしかに、このヘッドは補修在庫も無いと聞きましたが・・・
まじ?
CR-Xさん
2013/11/12
mr_osaminさん
2013/11/12
桃源郷の先は、やっぱり、沼だった・・・
mr_osaminさん
2013/11/12
かしこーい!
やっぱり、オートリバースってこうじゃなきゃ。
yookano794さん
2013/11/13
ナカーマ\(^ー^)/嬉しい
完動品のようで、良かったですね。外観も綺麗ですし、各オーナーも大事にされていたのかも知れません。
mr_osaminさんに、ご縁があったのでしょう。
これで聞くと、非常に気をつかう録音したものはすぐ分かります。さらに、適当な録音もそれなりに、聞けてしまいます。
不思議ですよねえ。
実際に使われてのレポートを、楽しみにしています。
mr_osaminさん
2013/11/13
ありがとうございます♪
>完動品のようで、良かったですね。外観も綺麗ですし、各オーナーも大事にされていたのかも知れません。
昨年の10月頃に、ナカミチサービス(IDK)で一通りメンテナンスを受け、
消耗品関係は全て交換してあるとのことでした。
PPコンデンサ、アイドラ、カムベルト、シャットオフオフランプ、フライホイール フランジクリーニング、ヘッドラッピングクリーニング、カセットホルダー手直し、テープ走行調整
再生、録音、いろいろいじっていますが、今のところ不具合らしきものは見つかっていませんね。
驚いたのはバイアス調整を15KHzで行うんですね。
こんな高い周波数で調整を行うデッキなど聞いた事がありません。
っていうか、普通のデッキの再生限界に近い・・・
それでもまだ余裕があるってことですからね。
すごい精度です。
>これで聞くと、非常に気をつかう録音したものはすぐ分かります。
>さらに、適当な録音もそれなりに、聞けてしまいます。不思議ですよねえ。
おっしゃる意味、わかります。
使うにつけ、これは普通のカセットデッキと同じ感覚で使ってはいけないと思いました。
これまでのカセットデッキの常識では考えられないことが多いです。
まったく別物と思ったほうがいいですね。
これは実際使って初めてわかることですね。
mr_osaminさん
2013/11/13
CR-50とのペア写真です。
CR-50のほうがレベルメーターは好きなんですけどね。
テープセレクタはCR-50が自動、DRAGONはなぜか手動。
mr_osaminさん
2013/11/16
DRAGONの心臓部とも言える、ヘッド周り。
オートリバース機構は、ヘッドが回転せず往復のLRチャンネルをカバーするため、
4chトラックが確保されているにとどまらず、NAACの再生自動アジマス調整用のトラックがそれぞれ4ch、計8chのトラックが確保されている。
このヘッドの製造には、想像を超える高精度な技術が要求されたと想像される。
録音の準備として、
・録再レベル
・バイアス
の2つを連続でマニュアル調整するようになっている。
まずは、録音・ポーズ状態にしておいて、「録再レベル調整ボタン」を押すと、
自動的に録音が始まり、400Hzのテストトーンが発信される。
レベルメーターを見ながら、LRチャンネルを調整。
次にその状態から、「バイアス調整ボタン」を押す。
ヘッドに流れるバイアス電流の調整なので、特に高域の録音に関わる調整となる。
まず、ボタンを押した直後から、NAACが動作し15KHzのテストトーンの録再で最適なアジマス調整が行われる。
レベル調整をし、リセットボタンを押すと、調整が終わりテープが自動で巻き戻され、カウンターがリセットされる。
これで調整は終わり。
あとは録音レベルの調整を行い、実際の録音操作をおこなう。
デジタルオーディオのリッピングに比べると、まことにもったいぶった操作が必要なわけだが、これこそカセットテープの醍醐味かもしれないw
ちなみに録音に使ったソースはこれ、
ドルビーNRはOFFで録音したが、ヒスノイズは聴き取れないくらいレンジが広い。
綾香の声は、艶と張りがあり力強い。
このソースは、-10dbを上限に録音されていて、最近のCDに多い0dbクリップが発生しないし、ヴォーカル中心のリファレンスとしては最適。
しかし、綾香はやっぱり歌うまいなぁ・・・
mr_osaminさん
2013/11/19
ナカミチのデッキに共通する機構として、テープパッドリフターというのがあるそうです。
カセットテープには、ヘッドとテープを密着し安定した走行をサポートするためのものですが、
これがヘッドとの摩擦で微振動が発生したり、ヘッドの摩耗を促進するものとナカミチは考えていたそうです。
なので、ヘッドの両サイドにガイドをつけて、録音、再生時にはこのテープパッドを、「よっこらしょ」と持ち上げてしまいます。
これだと、ヘッドと接触するテープのテンションが不足するために、これを補う機構も装備されているとか。
ユニークな発想です。
mr_osaminさん
2013/11/22
\100テープでも十分くらい。
これが、メタルテープだったらどうなるんだろ。
コイツのアナログ回路は、空間表現力が秀逸。
元はCD音源なのに、録音再生するとやっぱり違う。
やっぱり、デジタルの時代になってもスピーカーがアナログである限り、
アナログ回路の出来が音質を左右するんだと痛感。
たかじんさん
2013/12/01
カセットからパッドを取り除いて普通のデッキにかけると、わかります。 録音レベルが安定しなくてひどい音になってしまうんです。
同世代のZX-9を先輩が持っていましたが、それも凄かった。
星型着磁のキャプスタンモーターとか。 信じられないメカです。
mr_osaminさん
2013/12/01
こちらでも、こんばんわ
>ナカミチのメカだから可能なパッドリフトですね。
普通なら、テンションかからなくてムチャクチャになっちゃうはずですよね。
最近、思うんですが、
コイツのIN,OUTを通して聴くと、とってもイイ感じなんですよ。
艶と音の厚みが増して
アナログ回路って不思議ですよねぇ。