いわゆるGTXシリーズ。
PC水冷用の大型ラジエターで120mmファンを片側に4個、両面のサンドイッチだと8個装着が可能。
同じHWLabs製のSR-1と比べると、1600rpm以下のファンを使用する場合はSR-1のほうが冷却能力が高く、1600rpm以上のファンを使用する場合はGTXのほうが冷却能力が高くなります。
これはラジエターのフィンの隙間の違いやコアの厚みの違いから、一番能力の発揮しやすい環境が違うという理由があります。
一般的に、フィンの隙間が狭い場合、放熱面積は増えて良く冷えますが、空気抵抗が大幅に増えて、冷やすための空気が抜けにくくなりますので、高速ファンでないと冷えません。
フィンの隙間が広い場合、放熱面積は多少狭くなりますが、空気抵抗が少なくなり、風がたくさん抜けるようになるので、低速ファンでも冷えるようになります。
このバランスの違いで大きく変わりますが、GTXは1600rpm以上の高速ファンでガンガン冷やすタイプに最適化されています。
画像を見てもらえれば分かりますが、GTXはフィンがびっちりと敷き詰められています。
これにより放熱のための表面積を確保しているのです。
ですが、その分、風が通りにくいため、なるべく風量の多いファンを使用する必要があります。
ちなみに、GTXを使用する場合は、なるべく両面にファンを取り付けたほうがいいでしょう。
片面に吸気ファン、反対側に排気ファン、という形にすることで、無理やり風を通すことができるために、ファンが1300rpmの場合でも高速ファン並みに冷える場合がありました。
ただ、回転数を少しでも落とすと、やはり風が抜けないために、水温はSR-1より上がる傾向にあります。
実際に、SR-1とGTXで比べた場合、高速ファンを使うとGTXのほうが冷える傾向があります。
このGTXシリーズは造りが変わっていて、ラジエターの内部で2段構造になっています。
普通のラジエターはこんな感じ。
U字に水が入って戻ります。
ですが、GTXはこのような感じ。
ラジエターの内部で2段構造になっていて、前後に流れます。
2度冷やしてる感じですね。
ですので、何も考えずにファンを取り付けるより、水を排出する流れがある面にプッシュでファンを当てることで、より冷えるようになります。
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購入金額
18,000円
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購入日
2008年頃
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購入場所
Coolinglab
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