レビューメディア「ジグソー」

PC水冷用 大型ラジエター 高速ファンでは最強クラス

HWLabs, Performance Systems, Inc製 Black Ice GT Xtreme 480。
いわゆるGTXシリーズ。
PC水冷用の大型ラジエターで120mmファンを片側に4個、両面のサンドイッチだと8個装着が可能。

同じHWLabs製のSR-1と比べると、1600rpm以下のファンを使用する場合はSR-1のほうが冷却能力が高く、1600rpm以上のファンを使用する場合はGTXのほうが冷却能力が高くなります。

これはラジエターのフィンの隙間の違いやコアの厚みの違いから、一番能力の発揮しやすい環境が違うという理由があります。
一般的に、フィンの隙間が狭い場合、放熱面積は増えて良く冷えますが、空気抵抗が大幅に増えて、冷やすための空気が抜けにくくなりますので、高速ファンでないと冷えません。
フィンの隙間が広い場合、放熱面積は多少狭くなりますが、空気抵抗が少なくなり、風がたくさん抜けるようになるので、低速ファンでも冷えるようになります。
このバランスの違いで大きく変わりますが、GTXは1600rpm以上の高速ファンでガンガン冷やすタイプに最適化されています。

画像を見てもらえれば分かりますが、GTXはフィンがびっちりと敷き詰められています。
これにより放熱のための表面積を確保しているのです。
ですが、その分、風が通りにくいため、なるべく風量の多いファンを使用する必要があります。

ちなみに、GTXを使用する場合は、なるべく両面にファンを取り付けたほうがいいでしょう。
片面に吸気ファン、反対側に排気ファン、という形にすることで、無理やり風を通すことができるために、ファンが1300rpmの場合でも高速ファン並みに冷える場合がありました。

ただ、回転数を少しでも落とすと、やはり風が抜けないために、水温はSR-1より上がる傾向にあります。
実際に、SR-1とGTXで比べた場合、高速ファンを使うとGTXのほうが冷える傾向があります。

このGTXシリーズは造りが変わっていて、ラジエターの内部で2段構造になっています。
普通のラジエターはこんな感じ。
ラジエタ普通
ラジエタ普通

U字に水が入って戻ります。

ですが、GTXはこのような感じ。
ラジエタGTX
ラジエタGTX

ラジエターの内部で2段構造になっていて、前後に流れます。
2度冷やしてる感じですね。

ですので、何も考えずにファンを取り付けるより、水を排出する流れがある面にプッシュでファンを当てることで、より冷えるようになります。
  • 購入金額

    18,000円

  • 購入日

    2008年頃

  • 購入場所

    Coolinglab

9人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (0)

ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。

YouTube の動画を挿入

YouTube の URL または動画の ID を入力してください

動画の ID が取得できません。ID もしくは URL を正しく入力してください。

ニコニコ動画の動画を挿入

ニコニコ動画の URL または動画の ID を入力してください

動画の ID が取得できません。ID もしくは URL を正しく入力してください。

ZIGSOWリンク挿入

検索対象とキーワードを入力してください

    外部リンクを挿入

    リンク先の URL とタイトルを入力してください

    URL を正しく入力してください。

    画像を挿入(最大サイズ20MB)

    画像を選択してください

    ファイルサイズが20MBを超えています

    別の画像を追加

    ZIGSOW にログイン

    ZIGSOW会員登録(無料)はこちらから