フラットキーボードの最高傑作(個人的見解)たる、CZ-900の後継製品。
基本機能と打鍵感はそのままに、ワイヤレス化を遂げた製品・・・・って事になっているが、以前とある店舗で展示品をで打ってみた際、
「なんか、違くねぇ?」
・・・って感じた事から、長く購入を躊躇っていた製品である。
であるにも関わらず、何故K800に手を出したのか?
先日、ついに愛用のCZ-900が御臨終したことは日記でも書いたが、予備のCZ-900を確保してあったことを忘れ、CZ-900が終息品であることに絶望し、妥協として発注したからだ。
発注完了後、壊れたCZー900をクローゼットに仕舞おうとしたとき、同じCZ-900の箱が中身入りで二つ積んであったのを見て、そういや予備確保してたっけと気付いた。
まあ、ここで返品も可能っちゃ可能だったが、店頭でざっと触っただけだったし、慣れの問題かもしれないし、一度試してみるのも悪くないと言う事で、そのままお買い上げとした。
なお、本製品は充電式なので、原則として電池交換は不要。
microUSBケーブルで直接PCへ接続することで、電池切れ状態でも使用出来る(利用中も充電される)ので、電池切れが起きても入力不能になることは稀だ。
ちなみに、ケーブルがない、PC本体まで届かない、でも入力したいという場合は「単三乾電池への入れ替え」によって、一時的に対処することも可能だ。
このネジを外すと、電池へアクセス出来る。
中身はエネループなので、単三と入れ替えで一時対処可能。
ちなみに、以前のロットではもっと安物の充電池だったらしい。
エネループの採用により、運用時間も伸びていると良いのだが。
なお、購入直後の時点で既に2/3程度までは充電済み。
フル充電で10日程度は打鍵可能(修正・公式情報)
フル充電で一ヶ月連続打鍵可能とのことなので、そうそう頻繁な充電も必要無さそうだ。
次に、使ってみた感想というか、CZ-900との比較。
------------------------------------------
・キータッチは、CZ-900より若干だが重い。
・反応するストローク位置も少しだけ深い。
・キーボード・バックライト&イルミネーションは、CZ-900より暗い。
・キーピッチはほぼ同じ。但し、DELキーが普通の大きさとなり、小指で叩きにくくなった。
・電池等のスペース確保のため、完全な平面型からクサビ型になり、スタンドが不要になった。
・直線的なデザインから、ラウンドデザインとなり、全ての角が丸められた。
・指は引っかかりにくくなった。
------------------------------------------
結論から言うと、純粋な入力機器としては「劣化した」と言わざるを得ない。
特に退化としか表現しようが無いのが「DELキーの小型化」で、右手小指で叩くのにベストの位置にあったというのに、K800においてDELキーを叩く場合、
「右手の位置を、ホームポジションから1センチ上に動かす」
という、無駄な動作が一つ増えてしまった。
まあ、苦言ばっかり書いたけど、慣れればどうってことない。
ワイヤレス化の恩恵こそ余り感じていないが、これはこれで「CZ-900以外の選択肢」としてはアリなんじゃないかと思う。
実際、苦言ばっかり書いている私だが、「壊れるまではコレを使おう、予備のCZ-900は再度仕舞っておこう」と思い、メインの運用へ回している。
何だか、消極的な理由ではあるのだが、この価格帯の製品としては十分優秀だと思うよ?
-
購入金額
6,150円
-
購入日
2012年10月30日
-
購入場所
misatoさん
2012/11/01
まあ、私の場合用途が開発用ではないので、さほどDELキーを使うことはないと思いますが。
あと、公式ではフル充電で10日じゃなかったでしたっけ?
ワイヤレスかつeneloop付きの充電式になっているにも関わらず、値段もCZ900より安くなっているので、全体的に質が落ちているのは致し方ないかもですね。
Vossさん
2012/11/02
あ、ほんとだ・・・・・修正しておきます(汗)
質については、低下ってほどではないんですが、なんか叩いてて違うんですよねぇ。
新品故の堅さの問題かと思ったのですが、予備のCZ900では一切感じ無かった「なんか違くねえか?」っていう感覚がどうしても残ります。
実際、ミスタイプがK800だと増えるんですよ・・・・・一週間使って駄目なら、予備引っ張り出そうと思います。