レビューメディア「ジグソー」

G9x?食っちまったよ

Logicoolの無線/有線両対応マウスです。センサーはレーザー式。

 ・13個のボタン(マクロ登録可能)
 ・無線/有線両対応
 ・デュアルモードスクロールホイール
 ・オンボードフラッシュメモリ

と何でもありな、Logicoolの集大成的マウス

【製品情報URL】
http://www.logicool.co.jp/ja-jp/mice-pointers/mice/devices/7244

先に発売された海外版は「ゲーミンググレード」と謳っていましたが、国内版は何故か「クリエイティブ プロフェッショナル仕様」として売り出されている。
単純に日本では「PCゲーム市場」が小さいというマーケティング的な理由だけでしょう。

海外版の先行発売情報及び、ナメタケアワビさんの情熱的なレビュー


を拝見してから、購入予定リストに入っておりました。

先日試用したG9x


が予想外に使い難い(自分に合わない)ものだったので、こちらを買ってきました。

開封。
本体、無線レシーバー、USBケーブル、レシーバー用USB延長ケーブル、説明書類、ソフトウェアCD
本体、無線レシーバー、USBケーブル、レシーバー用USB延長ケーブル、説明書類、ソフトウェアCD

充電兼有線接続用USBケーブル
マウス側接続端子はMicro-USB
マウス側接続端子はMicro-USB

コネクタ自体は一般的な「台形」のMicroBタイプですが、コネクタ周りの形状を含めて固定する感じなので、実質専用品だと思った方が良さそう。

マウス本体は、同社のM950に近い形状。手全体にフィットして持ち易そう。
往年の名機MX Revolutionほど親指部分が豪快に抉れていないので、ややフィット感は落ちるかな?

サイドボタンは4個
クリック感はありませんが押し易く、自然に押し分け出来ます。
クリック感はありませんが押し易く、自然に押し分け出来ます。

左クリックボタン横に縦並びでDPI変更ボタン、バッテリー表示ボタンが並んでいます。
こちらは明確なクリック感があり、「カチカチ」と音がします。
ホイール手前にはホイール動作切替ボタン、プロファイル切替ボタン。
ホイールはチルト対応
ホイールはチルト対応

裏面には電源のON/OFFスイッチ
裏面には電源のON/OFFスイッチ

エネループが標準付属
エネループが標準付属

USB接続の無線レシーバーのあまりの小ささに「これ、絶対に紛失する自信ある」と心配になりましたが、そのあたりもきちんと考えてあるのは流石。
電池傍にレシーバーを収納出来ます。
電池傍にレシーバーを収納出来ます。



PCに接続しました。
先にG9x用に最新のSetPointを導入済みでしたので、そのまま認識、設定が可能になりました。
13個のボタンにキーストロークやショートカットを割り当て出来る。
13個のボタンにキーストロークやショートカットを割り当て出来る。

ただし、ホイール手前の「ホイール動作モード切替ボタン」のみ割当不可となっている。
赤○がホイール動作切替専用ボタン
赤○がホイール動作切替専用ボタン

DPIはG9xと同様、200~5,700dpiまで設定可能。
DPIはG9xと同様、200~5,700dpiまで設定可能。

バッテリー設定でスリープモードを設定出来ます。
完全にスリープOFFには出来ない様です。
設定基準が「ゲーミンググレード」な件。
設定基準が「ゲーミンググレード」な件。



しばらくFPSをプレイしてみました。
カーソルの追従性は良好で、Aimingにも支障は感じません。

各ボタンの押し易さは、手の大きさ、マウスの持ち方でかなり変わります。
マウス全体を手で包み込む「被せ持ち」の方ならサイド4個、左縦3列の全てのボタンを使いこなせる印象です。

私はやや後方で「つまみ持ち」スタイルなので、左サイド4個のボタンは、押し分けはしやすいですが、上段奥のボタンはちょっと辛いです。
左クリック横の縦3列ボタンも同様に最奥は厳しい感じです。

ホイール動作切替ボタンのさらに手前にあるプロファイル切替ボタンは絶望的に押せません。
本来の意味では誤爆を防ぐ為でしょうが、機能割当した場合、まず使えませんね。


【+評価】
・有線/無線両対応、無線使用でもレスポンスに不満無し
・数は多いが押し易いプログラマブルボタン
・バッテリーは汎用品のエネループ

【-評価】
・ホイール動作切替ボタンは機能変更不可
・プロファイル切替ボタンは押し難い

ゲーミング用と考えた場合、カーソル追従性には全く不満がない。無線でも十分実戦に使える。
ボタン配置も(G9xの反省を生かしたのか)全体的に大変押し易い。
しかし「ホイール動作切替ボタンの位置」だけは納得がいかない。
そこにプログラマブルなボタンを配置して、ホイール動作切替ボタンはG9xの様に本体裏面に配置してあれば文句無しだった。

G3(MX518)からの乗り換え候補として見た場合は、全体的に重く感じると思う。
どうしても重さが気になるのならば、エネループを外して有線で使うのもひとつかもしれない。
後は各プログラマブルボタンの位置が根本的に違うので、これは体で覚えるしかない。
ただし、ボタン配置自体は非常に合理的なので、しばらく使えば無理なく慣れる印象です。

大変素晴らしいマウスです。「被せ持ち」派は一度は触ってみた方が良い。
G9xの存在意義無くしちゃってるよ、これ。
  • 購入金額

    6,500円

  • 購入日

    2011年02月頃

  • 購入場所

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