新築に合わせて購入した。元々はテレビを買い換えるつもりはなかったが、建築が進むにつれてリビング用の大型テレビが欲しくなってきたのだ。

当時は、家電エコポイントによるテレビの駆け込み購入の熱が冷めつつある頃で、3Dテレビが出始めた時期でもあった。家電量販店は、3Dテレビを一押ししていたが、コンテンツが出回っていない上に、一見しただけでも技術的に未熟なことは明らか。これは一瞬にして消えいくだろうと思った。そもそも、メガネをかけながら映画を見る気になれなかった。

液晶かプラズマか。どちらにしようか迷ったが、色の鮮やかさからプラズマを選択。32型のビエラを使っていたので、今回も黒のビエラにすることに。サイズについては、当初は46型にするつもりだったが、あまり価格差がなかったので50型にした。

家電量販店では、3Dテレビばかりが展示されていたので、実物を探すのに苦労した。3D未対応でかつ型落ち品となれば、僅かな流通在庫しかなかっただろう。いい具合に価格が落ちていたのでお買い得感があった。

ほとんどのテレビは外枠が黒色だったが、なぜかTH-P50V2はガンメタ調。これが結構渋くて気に入っている。リビングに置いても全く違和感がない。

色鮮やかで繊細な画質。この価格でこれ程の物が手に入るのだから文句はない。

文句をつけるとすれば、スピーカーの位置だ。スピーカーが裏側に配置されているので音が聞き取りにくい。

ベゼル幅を薄くして外観をすっきりさせるためは、スピーカーを前面に配置したくなかったのだろうが、機能を犠牲にまでして優先される意匠とは何なのか。この点はこの機種に限った話ではなく、テレビ薄型化の弊害ともいえそうだ。

2012.4.13

音が聞き取りにくいので、ホームシアターセットを導入。

2015.11.29 追記　故障→引き取り修理へ
現在、修理中。エンジニアが2度修理に来たが、直らなかった。複数の原因が重なっている恐れがあるらしく、引き取り修理したいとの申出があり、止むなく承諾した。

現時点で、故障してから3週間近く経っている。修理の完了時期は未定。重度の故障のように見受けられるので、修理費は高額になるだろう。5年間の保証期間内で良かった。購入から4年9ヶ月で故障。ちょっと早いのではと思う。

生活家電の故障時には、皆さんweb上で情報収集するようで、ビストロの修理に関する記事には、多くの方にアクセスしていただいた。今回の件も参考なればとの思いから、ことの顛末を書き残しておこうと思う。

まずは故障時のことから。テレビを見ていたら、突然「パンッ」と音がして電源が落ちた。テレビの裏側からかなりの音がしたので、一瞬何事かと思ったが、すぐに基盤が逝ったなと直感した。電源プラグをコンセントから抜き、しばらくしてから挿し直てみたが復旧せず。音は出るが映像は映らなかった。

修理依頼する前にweb上で検索してみると、パナソニックのテレビは、電源ランプの点滅数で故障箇所を知らせてくれるらしい。確かに正面下の赤いランプが点滅していた。点滅回数は10回。保証会社の電話窓口に症状を伝え、パナソニックの修理業者を手配してもらった。

1回目の修理。エンジニアが確認したところ、点滅回数は10回ではなかったらしい。点滅回数から想定される故障箇所の部品を交換したが、直らなかった。私が確認した時には確かに10回点滅だったが、数日後にエンジニアが確認した時には点滅回数が変わっていた。今思えば、この点滅回数の変化が、やばい兆候であったのではと思える。

2回目の修理。プラズマパネルを交換したが直らず。交換後にさらに点滅回数が変化するという状況に…。故障の原因をエンジニアに尋ねるが、要領を得ない。どうやら複数箇所が故障しているらしい。複数箇所が故障した時は、同時に部品交換しなければ直らないことがあるとのこと。同時交換しなければ、先に交換した部品が破損することもあるらしく、1回目の修理時に交換した部品は既に悪くなっている可能性があるという。ここでエンジニアから泣きが入り、引き取り修理の申出があった。つまりは故障箇所が特定できないということだ。

このような経緯で引き取り修理となったのだが、それにしても、交換した部品を巻き込んで故障させる恐れがあるというのは、構造上いかがなものか。この調子では、ビストロの時のように修理直後に再度故障という流れになりそうな予感がする。こういう悪い予感は意外に当たってしまうのだよねぇ…。

2015.12.12 追記　修理完了

引き取りからちょうど1週間で修理完了。以下の部品を交換したという。

・モジュールA

・モジュールSC

・モジュールSD

・モジュールSU

・プラズマディスプレイパネル

基盤1枚とプラズマパネルの交換くらいで済むだろうと思っていたので、交換部品数の多さに驚いた。修理費用としては、プラズマパネルの交換費用だけでも数万円はするようだ。本体価格の5%（7,900円）で加入した延長保証が十分過ぎるくらいに効果を発揮してくれた。

部品交換後に不具合が出ないか3日間かけて確認したとのことで、現在のところ調子良好。汚れない漆黒ディスプレイは見ていて気持ち良い。

と、この記事を書いている途中でちょっとした不具合を発見してしまった。ここのエンジニアは相変わらず詰めが甘いなぁ…。