ヒートスプレッダの搭載されているデスクトップ向けと違い、モバイル版はコア剥き出しです。大きいほうのコアがGPUで、小さい方がCPUのコアらしいです。
●特徴
デスクトップ版と同様にインテルHDグラフィックこと「 iGPU 」 を搭載しています。動作クロック2.13GHz、L3キャッシュは3MB、TDPは35W。Hyper-Threadingをサポートしているので4スレッド同時実行可能。
アイドル時にはCPU倍率は7倍に下がります。
●発熱と廃熱について
クロックが固定のためかGPUコアもオンダイのためでしょうか。アイドルでも33~35度とコア温度が高めです。ノートPC用のクーラーは小型というのも影響していると思いますが、デスクトップの32nmコアのCPUより明らかに温度は高いです。しかし、廃熱の温度は低いので問題ないと思います。
●コア温度について
Coretemp読みではアイドル時33度、負荷時70度と表示されましたが正しいのかは分かりません。排熱が非常に少ないので別のモニタリングソフトで再計測してみる予定です。
●ベンチマークテスト
DDR3-1060 2GBx2枚+外部GPU使用環境にてSuperPIを走らせて見ました。
・SuperPI-MOD:20.997秒
時間の都合でSuperPIのみのスコアですいませんm(_ _)m
2.13GHzですから無難なスコアです。やはり2.8GHzくらいは欲しいですね。
●感想
Socket G1を採用したノートPCを入手しましたので、動作テストしてみました。CPU-ZのSSも撮影しましたので差し替えてあります。
結果は自作系マザーボードメーカー製のノートPCのためでしょうか。i7系のCPU向けのノートPCでも無事動作しました。(注意:BIOSのマイクロコードの対応次第ですので全てのi7系ノートPCで動作するとは限りません)
詳細なレビューについては後日紹介したいと思います。それにしても予想以上に排熱温度が低く32nmコアの恩恵が感じられます。ローエンドCPUのため限界性能は低いですが、なかなか気に入りました。
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購入金額
0円
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購入日
2010年08月頃
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購入場所
ネイエフさん
2010/08/08
しかしHTとはいえノートももう4スレッド時代…
すごい時代になったものです
Core iのノーとほしいです(笑
Sheltieさん
2010/08/08
Core i ノートPCは外付けGPUの搭載されていないモデルなどについては意外と安めな値段になっているのでお買い得感はあるかもしれません。
それにしても、ノートPCで4スレッドは凄いですよね。上位のi7のモバイル版は8スレッドですが45nmプロセスのためTDPが45Wと32nmシリーズの18~35Wと比べて高めなので、32nm化されたらノートPCも8スレッドの時代になるのかなと思って見たりしています。
daiyanさん
2010/11/16
Sheltieさん
2010/11/17
i7-6x0シリーズ(32nm)ありますよね。あれは自分も不思議だなと思いました。
i7-7x0/8x0系(45nm)はTB無しではクロックが2GHz以下のため、2コア以上への負荷が多い場合にパフォーマンスが低くなる可能性があるので、それを補うため実クロックの高めに設定された2コアのi7-6x0シリーズ(32nm)を投入したのかもしれませんね。