あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
『就寝前にちょっとだけ読んでみるかと
思ったら いつのまにか外が明るくなっていた』
速読術だとか超スピード読書法だとか
そんなチャチなもんじゃあ 断じて読み込めねえ
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…
--以下、内容詳細 (自分用防備録メモ)--
・前書き
「途中から衰退しちゃうんだったら、そもそもビジョナリーカンパニーじゃなかったんじゃね?」
という問いに対する答え(ビジョナリーカンパニー1、2への"補足的いい訳"とも言う?)。
健康と病気で例えてます。 なかなか上手い事言いますな
・衰退第1段階 [成功から生まれる傲慢] の予防
:「成功は運が良かったから」と理解する
(当然と思ったら×。 成功要因の真の理解と、それが通用しなくなる条件を常に想定)
:「無知の知」と好奇心を忘れずに
(この本だとウォルマートのウォルトンが挙がってるけど、松下幸之助氏も同様ですね。
経営の神様と呼ばれていても、販売うまい人がいると聞くと訪ねにいったとの事。
神様に質問された方はビックリでしょう)
・衰退第2段階 [規律なき拡大路線] の予防
:イノベーション不足もマズイけど、それ以上にマズイのは主軸のメンテ不足。
(一番の要となる弾み車を回し続けたうえで、大きな失敗には繋がらない挑戦をする。
かといって主軸忘れて一発逆転狙いを多発させても資源が分散されてしまうので×)
:利益と成長は基本目的の追求によって生まれる副産物で、それ自体を目的にはしない
(メルクにとっては人々の生命維持と生活改善、HPにとっては技術の進歩 が目的。)
(利益そのものを目的とする企業は、ヒトで例えると
「Q:あなたの人生の目的は?」
「A:水や食料を手に入れて貯め込むことです!(キリッ)」 と答えるぐらい無意味。
それは生きるための術または手段であって、それ自体が目的では空っぽすぎ)
:[別件1] 仕事の説明をするときは「肩書き」ではなく「責任」について話す
(「Q:あなたはどんな仕事ができますか?」
「A:部長が出来ます!」 という笑い話を思い出したり・・・わ、笑えねぇ(泣))
:[別件2] 後継者の話で、ローマ皇帝の話が出てきてチョイ歓喜。
たしかに、「ローマ皇帝の後継者は必ず養子から選ぶ」等が
システムとして確立されていたら、問題少なかったかも
(史実でも結果から見るとそうなっていたし)
・衰退第3段階 [リスクと問題の否認] の予防
:「安全だと証明できるか」を問うべきであり、「安全でないと証明できるのか」とは問わない
(客観的に見れば質問の枠組みがおかしいと気付くけれど、当事者になると・・・)
:P.133 下り坂の企業の経営陣と上り坂の企業の経営陣 行動様式の違いの表
(どう見ても"下り坂企業所属"です、ありがとうございます(泣))
・衰退第4段階 [一発逆転策の追及(追求でなく追及)] の予防
:カーリーフィオリーナ@HP と ガースナー@IBMの違い
(CEO就任時が派手な時はヤバイ)
『巨象も踊る』(あらすじ)
「いま現在のIBMに最も必要ないもの。それがビジョンだ」
:パニクってオート(またはセミオート)でライフル乱発禁止
:今の日本の政治選挙でも、この一発逆転救世主(救世党or救世首相?)信仰あるかも
・衰退第5段階 [屈服と凡庸な企業への転落か消滅] の予防
:キャッシュフロー命
:こうなったら、生き残る事よりももっと大きな何かを・・・
例:江戸幕末(の倒幕寸前)の幕臣 小栗忠順(上野介)による造船所・製鉄所建設
(江戸幕府は無くなって本人は斬首、でも日本に造船・製鉄技術が残ったわけで)
・第8章 十分に根拠のある希望
この本の一番重要な章かもしれません。
この章だけ、ある意味で「ビジョナリーカンパニー2.5」と言ったほうがいいかも。
--別件--
ところで、、、Amazonにて
この本に一番最初に投稿されたレビューが酷い件について(笑)
自分自身の解釈や考え、評価って物は無いのかと(苦笑)
--別件 追記--
どうやら、
>21 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票
と評価されたためか、Amazonで最初に投稿されたレビューが更新。
大変ですね、色々と・・・。
でも、「ドラッカーの教え子」というフレーズは
文書内ではなく著者紹介文に書かれていることから、
著者本人が書いたのではなく、出版社側の意向で書かれたと思われますよ
(「もしドラ」が流行ってますから)
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購入金額
2,310円
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購入日
2010年07月25日
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購入場所
Amazon
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