僕は、音マニアではない(はず)なんですが、結構、音に拘ってしまいます。
ヘッドホンは、かさ張ってしまうので、僕の場合、イヤホンマニアな部類に入るかと思います。
最初は1万くらいのイヤホンから入ったのですが、安いイヤホンとの音の違いに「ここまで違うのか・・・」と驚愕した覚えがあります。
ここで今回は、中級の価格帯と言える2万円代のイヤホンについていろいろ聴き比べをしてこのイヤホンを購入しました。
今回は、なじみのビックカメラで2万円代のイヤホンを全部視聴させてもらいました。
店員さん、ありがとう!
・ゼンハイザー 「IE6」、「CX6」
・AKG 「K370」
・Ultimate Ears 「SF5」
・MONSTER 「MH BEATS IE」、「MH TRB IE」
ゼンハイザーの上記2機種は、中低音がキレイだったのですが、高音がちょっとシャリシャリ音がしたので候補から外しました。このシャリシャリ感のある高音は耳が疲れるんです。
AKG 「K370」 は、SHUREと同じナチュラル系の音のように感じました。しかし、すでにこの音の傾向はSHUREで経験済みだったので、パスしました。
「SF5」は非常によい音が出ていました。音の解像度という意味では、SHURE系よりも若干上なんじゃないでしょうか。高音から低音までバランスのよい音の配色で聴き心地がすごくよい印象だったので、候補に入れました。
続いてMONSTERの2機種、「MH BEATS IE」「MH TRB IE」を聞き比べました。
「MH BEATS IE」は低音が少し強めとなっており、そのためか中高音域に若干くぐもった音の印象があります。(とはいえ、1万クラスの中で低音重視のユーザーには、すごくいいイヤホンだと思います)
次に「MH TRB IE」を聴いてみたのですが、こちらも低音が少し強い印象ですが、中高音の音の解像度が高く、響く低音と中高音のバランスもなかなか絶妙な印象でした。
最後は「SF5」と「MH TRB IE」の2つに候補を絞り込んで何度も聴き比べしました。
どちらも非常に甲乙つけがたい印象だったのですが、最終的には、低音重視で「SF5」よりも安い「MH TRB IE」にしました。コストパフォーマンスも重要ということで。
■「MH TRB IE」について
SHUREの時にケーブルが硬い、ケーブルのすれる音が響く、ケーブルが裂けるという「ケーブル問題」が結構あったので、ケーブルについても細かく吟味しました。「MH TRB IE」のケーブルは細くてやわらかいケーブルです。ケーブルはLRの二股に分かれているのですが、二股部分が非常に小さくできていてカバンの中で他とぶつかったりこすれたりすることはありません。
やわらかくてキレイに丸められるので、SHUREのケーブルのように裂けたりすることはなさそうです。
■装着感
標準でついているイヤホンパッドは耳に差し込むタイプではなく、耳に吸い付くタイプです。ものすごくフィット感があり、遮音性も高いです。
結構なボリュームでも全く音が外に漏れません。
このほかにも複数のイヤホンパッド(耳の穴に差し込むタイプ)がついていますので、好みで試せると思います。
■音について
エージング前の音を聞いてみました。エージング前の「MH TRB IE」の音は、低音に曇りがあり、中高音も音の伸びがない、なんだか、チグハグな音の感じになっています。
あれれ??と思ったくらいです。
しかし、エージングが進んでくると、はっきしいって「これはすごい!」という音が聴けます。
SHURE系とは違う、低音重視な音の傾向です。だけど低音がくどいことはなく、中高音とどんどんマッチングしていき、最終的には、POPやROCKだけでなく、ジャズやオーケストラなども心地よく聴けます。
低音重視ということで耳疲れのある音だと思う方もいるかもしれませんが、海外出張中ずっと飛行機の中で聞いていても全く疲れることはありませんでした。むしろ心地よくて熟睡してしまいました。
■総括
一言でいうと、すごくよいイヤホンです。パッケージもなかなか豪華で付属品も品質がよいです。
MONSTERという会社は知りませんでしたがかなり気に入りました。
ちょっとあまりにもよいので、いい買い物ができたと思います。
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購入金額
19,800円
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購入日
2010年02月頃
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購入場所
ビックカメラ
s3zm4rさん
2010/07/01
そのような装着タイプもあるのですね~
カナルより良いのかな?
ひろひさるさん
2010/07/01
見かけた事はありましたが、視聴するまでには至りませんでした。
今度、是非聴いてみたいと思います。
自分もiPodの音の悪さに辟易して、色んなメーカーのインナーイヤータイプを使ってみました。
つくもさんと同じで、かさ張るのが嫌なので、イヤホン派な自分です(^^;
SHUREの500シリーズは視聴された事ありますか?
価格が価格だけに、自分は買えませんが、流石!と唸る程の音でした。
あくまで、自分の感覚での感想ではありますが。
結局、拘り出すと、ヘッドホンアンプを自作して持ち歩かないと満足は出来なくなりそうですよね。
知り合いのオーデォマニアの方々は、皆さんそんな状況になってます。
これまた、自分には無理な話なので、2万円以下のイヤホンで納得出来る物をメインに使うスタイルが定着しちゃってます。
因みにSHURE SE110が今のお気に入りです。エージングが終わると、角の取れたそれなりにイイ音を出してくれますよ。
SHUREは5種類位試しましたが、このクラス位がコスパには優れてるなぁ!と感じます。
5~6万円クラスだと、例え買えたとしてもアンプに繋がなきゃ、もったいない気がします。
そういった意味でも、このクラスのイヤホンは自分に取ってベストバイですね。
つくもさん
2010/07/01
カナル型の場合、耳の穴に差し込むと思うんですけど、このイヤホンのイヤーパッドは、耳の穴に覆いかぶさるようになっていて、空気の力で耳に吸い付きます。
最初は違和感があるんですが、すぐになれますよ^^
ちなみにどうしてこうなっているかというと、遮音性を高めるためだと思います。
実際、これをキチンとつけていると周囲の音がほとんど遮られます。
つくもさん
2010/07/01
SHUREのイヤホンは僕も使っていましたよ^^
SE110と210を持っていて、210を買った時に110を嫁に上げました。
SHUREは本当にナチュラルサウンドというか原音をそのままに再現しつつ、音の広がりの深さに感動した覚えがあります。
SE500シリーズは別格ですね。音の解像度が段違いにちがいますよね。
こうなってくると、ひろひさるさんのおっしゃるように、よいアンプ、よい音データ作りと、ちょっと際限ない方向へと進んでくるような気がして・・・
この2万円代のイヤホンというのは、コストバランス、オーディオバランスともによい価格帯だと思っています^^
本製品もそんな自分なりのコンセプトで購入したものですが、低音よりではありますが、SHURE並のナチュラルな高音と中音を再現してくれていました。
まあ、音についてはたぶんに好みがあるので、万人にお勧めできるものではないんですが、いい買い物ができたと自己満足していますw