レビューメディア「ジグソー」

HotQと揶揄されるそのグラボ

HIS RaddeonHD5770。
結論から言うとこの買い物もケータイ同様失敗です。

昨日はネトゲやりながら貴重な休日が過ぎていくことに気付いて、とりあえず歯医者の予約か、年金控除申請か、電池がへたってしまっている上に最近メールの送受信がうまくいってなくて友人に迷惑をかけているケータイの機種変更。どれか1つだけでも今日のうちに済ませておこう!と思い立って急遽下調べもせずに大宮へ凸したわけですが。

HIS RadeonHD5770については元々熱いことも知っていました。なので、僕は熱伝導率の高いグリスも一緒に買っておけば大丈夫だろうと…その時の僕はあんな事になるなんて知りもしなかったのです(ぇ

今回はRadeonHD5670とRadeonHD5770での性能差とグリスを塗り替えた場合の冷却性能の差に重点を置いてご紹介したいと思います。


まずMonsterHunterFrontierBenchmark。
これはRadeonHD5670では4000程度だったのが
RadeonHD5770では5200程度に上がりました。
約3割程度の性能向上です。


ちなみに消費電力については
ブート時:185W
アイドル時:95W
ロード時:220W
となっております。
今まで私が使用してきたどのPCよりもロード時の電力消費が多いですが、これはRadeonHD5670(HIS製)と違って、ダウンクロックがしっかり利いているので逆にアイドル時の消費電力は低くなっています(5670はGPU600Mhz,Mem900Mhzまでしか落ちなかったが、5770ではGPU157Mhz,Mem300Mhzまでアイドル時に落ちるようになってました。思い返すとこれがRadeonHD5770を買って良かったと思える唯一の理由かもしれません。)


ちなみに温度ですが、アイドル時は46度。ロード時は72度ぐらいに達します。見事なまでのHotQですね。


まぁ、こんなことは初めからわかっていたこと!ここで熱伝導率の高いグリスちゃんの登場です!


塗りなおして無事に起動。んでベンチをかけてみます…が。温度がたいして変わらない…むしろ熱くなってる?

…う~ん、グリス塗りすぎたかなぁ…。なんか色々と失敗です。


しかし、何よりも一番失敗なのはGPU ObserverというガジェットでGPUのロードとかリアルタイムで確認できるみたいなのですが、それでよく見てみるとRadeonHD4670で最高の設定でAIKA ONLINEやってもGPUのロード率が100%に到達してない…。これは一体…。実際、RadeonHD5770にしても微妙なラグというか時々かくっとなるような感覚は感じていたのです。これはむしろ通信とかそちら側があやしいのだろうか。



熱伝導率の高いグリスによる冷却性能向上という目論見は崩れ、そもそもの高性能なグラフィックボードを購入することによって得られる価値が実はまるで見当違いであったり、冒頭にも述べましたが行き当たりばったりでやるとろくなことにならないです。



とはいえ、こういった衝動買いというものが初めての経験じゃ無い故にもう性分として一生この自分と付き合っていきたいと思います。なんでケータイの機種変更に大宮に行ったのにグラボの入った手提げ袋持ってんの???とはつまりこういうことです。
  • 購入金額

    17,800円

  • 購入日

    2010年06月03日

  • 購入場所

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