レビューメディア「ジグソー」

だったらそもそも4ピンで使えばいいわけだし…

週明けの恒例行事となった秋葉原探索で、今回はこんなものを見つけてきました。

AM3マザーです。ATXです。
何にこれを使うのかということはおいておいて、この製品はジャンクです。

理由は、CPUへの給電コネクターの8ピン部分が、焦げているため。
常用のオーバークロックデモして、こうなったのでしょうか。


とりあえず、どんな状況になっているのか、実際に見てみると…

確かに溶けているんですが、それ以上に、そもそもピンが取れちゃってます。
これじゃあ、そもそも電気が供給できないのか? と思いつつ、そこで気づきました。



125Wはやってみないとわからないけど、95Wなら問題ないんじゃないか?



ここでいう95W対応、というのは、いわゆる4ピンの限界です。

TDP100WのAシリーズの対応マザーボードでも4ピンを採用している製品があり、4ピンだけで100Wは大丈夫ということ。

とりあえず、手持ちのCPUだけで、動作確認を行うことにします。



まず、OS起動の確認は大丈夫でした。メモリー、SATA、USB、PCI系統、すべて問題なしでした。


今度はAMDマシンからHDDを借りて、電源周りの確認もします。

8ピン状態でどうなるかも試すため、全部接続して、Prime95を3時間ほど回してみましたが、焦げたにおいはなし。動作不安定になることもなし。


95Wの製品ではやはり、何の問題もなさそうです。

ほかに問題のある部分はありませんでしたし、125WCPUの動作という問題さえクリアできれば、十分実用できる製品です。

Phenom IIの1090Tか1100Tさえ入手できれば、4コアのAthlon IIでも十分戦える私には十分です。
ただ、これが中古で手に入るかどうかは、正直、次期FXシリーズ次第ではないかと思っています。
初代は大コケしましたからねぇ…


まあ、たとえ125Wが動かなかったとしても、95Wの製品として使えますし、先日入手した同じくジャンクのGTX470と合わせれば、安めのパーツを組み合わせて1台、ということもできます。




この時代のMSIのヒートシンクは好みのものが多く、これもそれなりに気に入っています。

唯一の欠点なのは、フロントのUSB3.0ポートがないこと。まあ、それはない時代だったから。気にしないことにします。

ファンのコントロールの項目は、GIGABYTEの安い製品とは違い、しっかりと設定項目があります。
CPUファンの回転数を37.5%に設定すると、それなりに冷えてくれて、しかも温度もかなり低いです
(26℃の箱なしの環境で、最低31℃ 最高46℃)。


もっとも、これはCPU電圧を1.15Vにしているためでもあります。
音も非常に静かで、GTX470のファンの音が、耳につくようになりました。
  • 購入金額

    500円

  • 購入日

    2012年07月24日

  • 購入場所

    ドスパラ

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